1.5TBメモリを搭載したMac Pro (2019)でGoogle Chromeのタブをいくつ開けるかという実験が公開されています。詳細は以下から。
AppleはWWDC 2019でMac Pro (2019)を発表した際、Logic Pro Xではオーディオ・トラックが最大1,000本とソフトウェア音源トラックが最大1,000本処理できるようになったというデモを披露しましたが、同様に、「Mac Pro (2019)ではGoogle Chromeのタブをいくつ開けるのか?」という実験をJonathan Morrisonさんが公開しています。
新しいMac Pro環境では、Logicが同時に実行できるリアルタイムプラグインの本数は、前世代のMac Proと較べて最大5倍まで増えます。Logic Pro X 10.4.5で利用可能なトラックおよびチャンネルの本数はすべてのユーザー環境で増加し、同時に利用できるオーディオトラックは最大1,000本、ソフトウェア音源トラックも最大1,000本と従来の4倍まで拡大され、非常に複雑で入り組んだプロダクションにも対応できるようになります。
Logic Pro Xの最新アップデートは、新しいMac Proのとてつもないパワーを活用 – Apple
MorrisonさんはOWCからMac Pro (2019)の上位モデルの最大メモリ容量となる1.5TBメモリを19,998ドルで購入し(実際は2TBと思われる)、Mac Pro (2019)でGoogle Chromeのタブがいくつ開けるかを実験したそうで、3,000タブまではメモリ使用量127GB、5,000タブではメモリ使用量170GB程度で済んでいたものの、CPU使用率がスパイクし始め、
その後、6,000タブではメモリ使用量がついに800GBまでに達し、この状態でも24時間近く安定に動作したものの、最終的にはメモリ使用量が1,460GBまでに上がり、動かないタブ(Helper)が出てきたそうです。
diskutil erasevolume HFS+ "hogehoge" `hdiutil attach -nomount ram://1048576000`
また、Morrisonさんdiskutilコマンドで1TBのRAMディスクを作成したところ、Blackmagic Disk Speed TestでRead/Write共に3,000MB/s近いパフォーマンスを得たそうなので、興味のある方は動画をチェックしてみてください。
コメント
Apple IIのころから、そのシステム的にやや過剰に盛ったメモリーはRAMディスクとして使うのが常套手段。
RAMディスクにXcodeやChromeのソースコード全部ぶち込んでビルドしたらどれくらいの時間で終わるのか試して欲しい。
30GBくらいあれば十分だと思う。
ハードよりソフト側の進化が求められる時代とは面白いねぇ
一方、Windows では
「1,000個のタブを開いた時点で、メモリの5%(約100GBほど)消費したが、CPUのほうが先にボトルネックが来てしまったようで、挙動が怪しくなってきている」
「5,000タブを開いた時点で、ようやくメモリの10%を消費するが、システム全体が遅くなっているほか、YouTubeの動画広告が超低解像度で再生されてしまっている。」
「そして6,000個のタブを開いた時点で、ウィンドウの切り替えも怪しくなってきている。AmazonのURLが表示されているのに、Appleのページが見えているといった状態だ。」
ttps://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1234738.html