Apple、ダークモードをサポートしFace IDやアプリの起動速度が向上した「iOS 13」および外部ストレージをサポートした「iPadOS」を発表。

iPadOSとiOS 13 iOS13
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 AppleがダークモードをサポートしFace IDやアプリの起動速度が向上した「iOS 13」およびiPad用に再設計された「iPadOS」を発表しています。詳細は以下から。

iOS 13

 Appleは現地時間2019年06月03日から米カリフォルニア州サンノゼのマッケナリー・コンベンションセンターで開催している「WWDC 2019」の基調講演にて、次期iPhone用OSとなる「iOS 13」とiPad向けに再設計された「iPadOS」を発表しました。

iPadOSとiOS 13

San Jose, California — Apple today previewed iOS 13, introducing a dramatic new look for iPhone with Dark Mode and new ways to browse and edit photos, sign in to apps and websites, and navigate the world with an all-new map. /Apple today previewed iPadOS, the powerful operating system with a new name to recognize the distinctive experience of iPad. iPadOS builds on the same foundation as iOS, adding powerful new capabilities and intuitive features specific to the large display and versatility of iPad.

プレスリリースより

iOS 13

 iOS 13ではまずiOSの最適化が発表されました。Appleの発表ではiOS 13はFace IDを用いたアンロックが30%高速になり、App Storeから配布されるアプリのパッケージ手法を変更しアプリのダウンロードを初めて行う際の容量を最大50%、アップデート時の容量を最大60%削減することに成功したほか、アプリの起動速度は最大2倍に達しているそうです。

iOS 13のパフォーマンス

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With iOS 13, apps from the App Store will be packaged in a new way that makes them up to 50 percent smaller the first time you download them, up to 60 percent smaller on average when apps are updated, and up to twice as fast to launch.

iOS 13 – Apple Developer

私がご紹介するのは新たにリリースするiOSですバージョンに関してマーケティングチームには本当に驚かされました彼らは数を数えることにたけています。そうです新しいバージョンは「iOS13」です。iOS13は多数の新機能を備えていますiPhoneのユーザにとって何より重要なのはパフォーマンスでしょう。今年はシステム全体を高速化しましたFaceIDの認証速度を30%も向上させ、アプリのパッケージング方法を変更したことで、ダウンロードサイズは50%減、アップデートサイズは60%減となりました。さらに驚くべきことはアプリの起動スピードです。iOS13では最大で2倍速くなります。

ダークモード

 また、iOS 13ではシステム全体のアピアランスを暗くしてコンテンツに集中しやすい環境を作り出す「ダークモード」サポートされ、Control CenterからON/OFFを切り替えたり、時間で自動的にダークモードに入るよう設定ができるそうです。

iOS 13のダークモード

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新しいiOSには様々な新機能が追加されます。中でもこの機能は喜ばれるでしょう、今からご覧いただきます「ダークモード」です。新たにダークモードがiOSに加わります。ここでお見せしてるのは従来のライトモードですねゴージャスな新しい壁紙、これを暗くしていきますご覧ください。ゴージャスなダークモードになりました。

ダークモードのアプリ

 iOS 13はダークモードに最適化され、ダークモードにすることで変更される壁紙(Mojaveと同じ?)や通知、AppleのNewsアプリ、カレンダー、メッセージはもちろん、絵文字もダークモードに対応。

iOS 13のダークモード

通知がよく見えますウィジェットを見てみましょう素晴らしいでしょう?次は各アプリを見てみましょうまずはApple Newsからです。暗い色調がいいですね。次はカレンダー、毎日のスケジュール表示もこれまでにない新鮮さです。メモの表示も洗練されたものになっています。素晴らしいですね。次はメッセージです画像や絵文字がこんなふうに表示されます美しいでしょう?

キーボード

 また、iOS 13のキーボードはダークモードに対応していることはもちろん、新たにスワイプ入力が加わります。

キーボードも―ダークモードではこうなります。新たな機能も加わりました文字入力の際スワイプ入力が可能ですこんな感じです。凄いでしょう?

写真とミュージック

 写真アプリはダークモードにすることでより写真が映え、共有メニュー(シェアシート)もアップデートされ、人工知能が写真に写っている相手を探し出し、共有メニューの中央に表示してくれます。またミュージックアプリもアップデートされ、歌詞が曲とシンクロして表示されます。

iOS 13のミュージックアプリと写真アプリ

次はPhotosを見てみましょう。ダークモードで写真もきれいに見えますこれはプロジェクトを立ち上げた時のダークモード・チームとても楽しそうな笑顔ですね。時間が経つにつれだんだんと暗くなっていきますとことんこだわっています。次はシェアシートこれもダークモードでとてもきれいに見えます。中央に共有の提案があります人工知能(AI)を使って過去の共有相手や映っている人物を提案してくれますタップするだけでシェア完了です。最後にMusic。ダークモードが絶大な効果を発揮します。最近再生した曲を見ることができます。もちろん再生できます。さらにこれまでにない新たな機能があります歌詞がシンクロして表示されるのです。

Safariとメールとノート

 iOS/macOSのデフォルトブラウザであるSafariでは各Webサイトごとに設定を保存することが可能になり、フォントサイズを即座に変えることもできるそうです。またメールアプリはデスクトップ並にリッチテキストを設定できるようになり、ノートアプリはギャラリービューでの表示が新たに可能になるそうです。

iOS 13のSafariとメールとノート

まずSafariとメールとメモからです。Safariに新たに加わったのは文字の大きさを即座に変えられる機能、ウェブサイトごとに設定を保存できる機能、メールのフォーマット設定はデスクトップ・コンピュータ並みにリッチテキストもサポートします。メモも新機能が満載ですGallery Viewや共有フォルダなどが刷新されました。

リマインダー

 AppleはiOS 13でリマインダーを刷新し、

しかし、我々が特に注目して欲しいのはリマインダーです。従来のリマインダーではなく従来のリマインダーではなくまったく新しいアプリです。根本から新たなアプローチで使いやすさを追求しましたかつてないレベルです。例えば望むことを打ち込んでくださいリマインダーがいつどこで通知すべきか理解してくれるのです。さらに新たなタイプバーは驚きです。タップするだけで場所や写真などの添付ファイルを指定することができます。タスクを使ってTo Doリストに優先順位を付けることができます。スマートリストは項目を追跡してくれます重要なことを忘れずに済みます。リマインダーに人物をタグ付けすれば自動的に通知が生成され、次のメッセージのやり取りで通知を受け取ることになり、今こそ話すべき時だと教えてくれるのです。

 アプリでは写真アプリがアップデートされPortrait Lighting機能によりコントラストを調整したり、編集機能が横向きの写真や動画にも対応し、切り抜きや傾き調整が横向きでも行えるようになり、モーメント機能もアップデートされサムネイル表示時に動画が再生プレビューされるようになっています。

iOS 13カメラ

 マップアプリも大幅に改善され、Appleのカスタムセンサーを付けた地図データ収集車両のデータが反映され、ストリートビューでスムーズに360度の風景をチェックできるようになるそうですが、これは2019年末にアメリカでのみ利用可能になるそうです。

iOS 13のマップアプリ

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 また、セキュリティを重視するAppleはアプリがFacebookやGoogleアカウントでのログインを使用し、ユーザー情報の採取を行っていることから、「Sign In Apple」というサービスを開始するそうです。Apple IDを利用したサインインは取得するユーザーデータの事前承認を行い、トラッキングを防ぐためにユニーク・メールアドレスが利用できるそうです。

Sign In Apple

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 この他iOS 13ではリマインダーアプリとMemojが刷新され、2組のAirPodsを同時にペアリングできる「Share Audio」機能が追加される予定で、システム要件はiPhone 6s/iPhone SE以上のiPhoneおよび先に発売されたiPod touch (第7世代)となっています。

iPadOS 13

 iPadOSはiOSをベースにiPad用の機能を追加したiPad専用のOSで、ホームスクリーンをスワイプすることでホームスクリーン上にウィジェットを置くことが可能になり、Split ViewやSlide Overといったマルチタスクではスワイプするだけでアプリを切り替え/非表示にすることができる他、起動中のアプリをQuick Viewを利用して確認/切り替えすることが出るようになるそうです。

iPadOS

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 また、iPadOSではiOSのFinderアプリ的な存在のフォルダアプリもアップデートされ、macOSのFinderと同じくカラムビューでファイルをブラウジングしたり、Quick Actionの実行やメタデータの表示、iCloud Driveのファイルを共有する機能が追加され、

iPadOSのUSBメモリサポオート

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 そしてついにThumbドライブ(USBメモリ)や外付けディスク、SDカードなどが利用できるようになるため、これまでカメラロールしか読み込めなかったUSB-Cポート搭載のiPad Proの利便性が大幅に向上し、同時にファイルアプリはmacOS 10.13 High SierraからTime MachineのデフォルトプロトコルとなったSMB(Windowsファイル共有)とZIPファイルの解凍/圧縮にも対応するそうです。

iPadOS also supports external drives, allowing users to easily plug in USB drives, SD cards or log into an SMB file server, all from within the Files app. A new Column View with high-resolution previews helps users navigate directories, while support for Quick Actions such as mark up, rotate and create PDF make it easy to be more productive on iPad. iPadOS also introduces local storage, zip and unzip, and new keyboard shortcuts.

The new iPadOS powers unique experiences designed for iPad – Apple

 iPadOSではApple Pencilも機能が向上し、これまで20msだったレイテンシーがiPadOSでは9msまで下がり、よりなめらかな書き心地になるほか、パレットツールのデザインが刷新されるそうです。

iPadOS

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まだ詳細はわかっていませんが、レイテンシーが9msまで削減されるのはリフレッシュレートを調整する「ProMotion」技術を利用していると思われるので、iPad Pro以外のApple PencilサポートiPadでこれが利用できるかは不明です。

 iPadOS 13はiPad Proシリーズおよび第5世代iPad以降、iPad mini 4以降、iPad Air 2以降のiPadをサポートしiOS 13と同じく2019年秋にリリース予定となっています。

コメント

  1. 匿名 より:

    iPadがどんどんMacらしくなっていく…
    macOSもiosもiPadOSどんどんサポートするOSが増えて大丈夫かしら

    • 匿名 より:

      どちらかというと、macOSをiOS(iPadOS)寄りに、iOS(iPadOS)をmacOS寄りに、と言う風に両方を接近させてる?

  2. 匿名 より:

    現状でも品質が悪いのに、
    OSが増えたらさらに品質が悪くなりそうだね。

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