Apple Pencilをサポートした新しい9.7インチiPad(第6世代)は最大リフレッシュレート120HzのProMotionやP3、True Tone非対応のディスプレイを採用しているそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2018年03月27日、Apple A10 Fusionチップを搭載しApple Pencilをサポートした「9.7インチ iPad 第6世代(以下、iPad 第6世代)」を新たに発売しましたが、iPad 第6世代は現行のiPad Proと違い、ProMotionテクノロジーやP3, True Toneディスプレイには対応していないそうです。
再設計された驚くほど美しいiPad ProのRetina®ディスプレイには、最大で120Hzのリフレッシュレートが得られる、新しいProMotionテクノロジーが採用されています。これにより、流れるようなスクロールの操作性とさらに素早い反応、これまで以上にスムーズな動画コンテンツの視聴を実現しました。また、このテクノロジーにより、Apple Pencilの反応がさらに向上し、レイテンシが業界最高水準の20ミリ秒にまで軽減されたため、より滑らかで自然な描画が可能になります。ProMotionは、ディスプレイのリフレッシュレートをコンテンツの動きに合わせて自動調整することで、ディスプレイの品質を向上させ、消費電力を抑える役割も担っています。
ProではないiPad 第6世代
Appleが公開したiPadシリーズのスペック比較ページによるとiPad 第6世代はApple Pencilはサポートするものの、RetinaディスプレイのリフレッシュレートをApple Pencilを利用する時には最大120Hzで、その他のコンテンツでは60~120Hzの間でダイナミックで変化させるProMotionテクノロジーなどiPad Pro (第2世代)がサポートする以下の機能には対応しておらず、
そのトレードオフとして価格がiPad Proの約半額に設定されているので、購入を検討されている方は廉価版iPad Proではなく、Apple PencilをサポートしCPUを強化したiPadと考えて比較・検討してみてください。
iPad ProにあってiPad 第6世代に無い機能
- A10X Fusionチップ(第6世代iPadはA10)
- ディスプレイのリフレッシュレートを最大120Hzまで変化させるProMotion
- 周囲の光環境に合わせてディスプレイのホワイトバランスを動的に調整するTrue Tone
- iPad Pro専用のSmart Keyboard
- ディスプレイ層と表面のガラス層のすき間を抑え、視差や視認性を高めるフルラミネーションディスプレイと反射防止コーティング
- WebKitやProcreateアプリなどがサポートしている広色域ディスプレイ(P3)
- 12メガピクセルカメラ(8メガピクセルまで対応)
- 手ぶれ補正機能を使ったLive Photos(Live Photosには対応)
- クアッドLED True Toneフラッシュ
- Focus Pixelsを使ったオートフォーカス
- 4K HD/1080p(120fps)スローモーションビデオ撮影
- 7メガピクセル FaceTime HDカメラ(1.2メガピクセルまで対応)
- 4スピーカーオーディオ
- 第2世代のTouch ID指紋認証センサー
追記
iMoreのRene RitchieさんがiPad 第6世代とApple Pencilのハンズオン動画を公開し、ProMotionテクノロジーはサポートしていないものの、Apple Pencilの傾きや圧力は認識可能で、何より価格がiPad Pro(*1)の半額という点を評価しています。
- iPad – Apple(日本)
- iPad – モデルを比較する – Apple(日本)
コメント
それでも新しいminiを待ってます…。