新元号「令和」がサポートされた「macOS Mojave 10.14.5 Beta 2」および「iOS 12.3 beta 2」で対応アプリの確認を行う方法です。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年04月08日、開発者向けにmacOS 10.14.5の2nd Beta「macOS Mojave 10.14.5 Beta 2 (18F108f)」および「iOS 12.3 beta 2 (16F5129d)」などを公開しましたが、同バージョンからは2019年05月01日から施行される新元号「令和(Reiwa)」がサポートされています。
New Features
- Support for the Reiwa (令和) era of the Japanese calendar, which begins on May 1, 2019, is now available. The first year of Japanese-calendar era is represented as “元年” (“Gannen”) instead of “1年”, except in the shorter numeric-style formats which typically also use the narrow era name; for example: “R1/05/01”. (27323929)
Known Issues
- You might experience unexpected behavior while changing the system time ahead to May 1 when using a device with the system language and calendar set to Japanese. (49371044)
iOS 12.3 Beta 2 Release Notes – Apple Developer Documentation
Microsoftなどは既に新元号への対応を「令和」発表前から発表し、Office for Macでも近く令和をサポートすると発表していますが、その他、普段利用しているアプリが新元号に対応しているかはmacOS 10.14.5 Mojave/iOS 12.3 Beta 2をインストールすることで05月01日前に以下の方法で確認することが出来ます。
和暦設定
各アプリで令和のサポートを確認するには、macOSではシステム環境設定、iOSでは設定アプリから[言語と地域] → [暦法]へ移動し、「和暦」を選択します。
和暦を選択すると、対応アプリで「2019年」といった西暦表示が和暦(平成31年)へ変換されるので、カレンダーなどの場合は2019年05月01日以降をチェックして「令和」と表示されれば一応対応していることが確認できます。
確認したところ、MicrosoftがInsider Fast向けに公開しているOffice 365 for Mac Version 16.25 (Build 190403)でも「令和」表示はサポートされておらず、(MicrosoftでOffice for Macの開発を担当しているErik Schwiebertさん曰く“fantastic”)
Unicodeも㍻(U+337B),㍼(U+337C),㍽(U+337D),㍾(U+337E)の合字は表示できますが、新元号の合字「U+32FF」は「Unicode 12.1.0」で予約されているものの、リリース予定は2019年05月07日のため現在のところ登録されていません。
追記1
Microsoftは現地時間2019年04月にリリースされた「Office 365 for Mac v16.25 Insider」および「Office for Mac v16.24」で令和をサポートしています。
追記2
Adobeはオープンソースフォント「Source Han Sans(源ノ角ゴシック)」のv2.001アップデートで新元号「令和」の合字(U+32FF)をサポートしています。
追記3
Appleは2019年04月22日に開発者向けに公開した「macOS Mojave 10.14.5 beta 3 (18F118d)」およびiOS「iOS 12.3 beta 3 (16F5139e)」でApple Symbolsフォントがアップデートし、令和の合字を「U+32FF」に追加しました。
- Unicode 12.1.0 – Unicode.org
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