macOS 10.14 Mojaveのシステム要件を満たしていないMacをMojaveへアップグレードするためのツール「macOS Mojave Patcher」が公開。

　macOS 10.14 Mojaveのシステム要件を満たしていないMacをMojaveへアップグレードするためのツール「macOS Mojave Patcher」が公開されています。詳細は以下から。

　Appleが2018年秋にもリリースするmacOS 10.14 MojaveとiOS 12のシステム要件は、AppleのグラフィックAPI「Metal」がサポートされているかどうかが1つの基準となっており、iOSデバイスはiOS 11をサポートしている全てのデバイスがiOS 12へアップグレードできますが、Macの場合は2012年より前に製造されたMacがMojaveへアップグレードすることが出来ません。(旧Mac Pro除く)

　このシステム要件のアップデートに対し、Mojaveのシステム要件を満たしていないMacにも強制的にMojaveをインストール(アップグレード)するためのパッチツール「macOS Mojave Patcher」を「macOS High Sierra Patcher」を開発しているdosdude1さんが公開しています。

In this video, I demonstrate macOS 10.14 (Mojave) Public Beta running on various unsupported Macs. As of now, Mojave works almost perfectly on most recently dropped machines, but does have a few minor issues. The main issue at this point is the lack of graphics acceleration on machines with pre-Metal AMD/ATI video cards, but hopefully a solution will be found in the future. Pre-Metal Intel HD Graphics and nVidia GPUs work pretty much perfectly, though.

YouTubeより

　dosdude1さんによると、このパッチを利用することでHigh Sierra以降/El Capitan以降にアップグレードできないMac(2009年製のMac)でもMojaveへアップグレードすることが出来るそうで、Pre-Metal AMD/ATI dGPU搭載のMacでFinderサイドバーのBlurが処理できないなど、いくつかの不具合(glitch)があるそうですが、

Pre-Metal Intel HD/NVIDIA GPUではダークモードも利用可能で、無理をしなければ安定して動作しているようなので、どうしてもMojave非対応のMacをMojaveへアップグレードしたい方は試してみてください。

• macOS Mojave Patcher – dosdude1
• dosdude1’s Personal Web Server – dosdude1