MacBookのバタフライ構造キーボードで特定のキーが2重入力されてしまうのを防いでくれるアプリ「Unshaky」が3重入力問題と日本語に対応しています。詳細は以下から。
Appleは2018年06月、バタフライ構造のキーボードを採用した以下のMacBookおよびMacBook Proでキーボードを利用するとキーが勝手に反復入力される、または入力されなかったりキーの跳ね返りが悪い問題が確認されたとして「MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラム」を発表し、対象モデルの無償修理を行っていますが、
この問題が第3世代バタフライ構造のキーボードが採用された2018年モデルのMacBook ProやAirでも確認され出したことから、この問題をソフトウェア的に解決してくれるユーティリティアプリ「Unshaky」が現在注目されアップデートが続けられており、先週からのアップデートでは3重入力問題や日本語への翻訳が行われています。
キーボード修理プログラムの対象モデル
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)
- MacBook (Retina, 12-inch, 2017)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2016)
- MacBook Pro (15-inch, 2017)
Unshaky v0.4.xアップデート
Unshakyを開発しているカナダ・ブリティッシュコロンビア大学の院生Sam Liuさんによると、02月中旬に公開されたUnshaky v0.4.0では、MacBookのキーボードで2重入力の後にさらに時間を空けて3度目の入力が行われる“Triple key press issue”を抑制する”Aggressive mode”が実験的にサポートされたほか、v0.4.2ではforgazerさんとHackingGateさんにより日本語翻訳も追加されたそうです。
Unshaky v0.4.0
Add aggressive mode (experimental) to deal with the triple key press issue, #29Unshaky: An attempt to address the “double key press” issue on Apple’s butterfly keyboard – GitHub
この他、一昨日リリースされたv0.4.4までにはユーザーが入力した全てのキーとタイミング、抑制したキーを一覧にして表示してくれるデバッグウィンドウがアップデートされているので、この問題に遭われている方は利用してみてください。
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