Adobe Premiere Proを利用したMacBook Proのスピーカーが物理的に破壊される不具合が確認されているそうです。詳細は以下から。
MacRumorsによると、Adobeの動画編集アプリ「Premiere Pro」をMacBook Proで利用したユーザーが、突然大きなノイズが発生しその後静かになり(MacBook Proを)再起動したところ完全にスピーカーが壊れる、または音にノイズが入るという不具合がAdobe CommunityやTwitterなどで報告されているそうです。
It’s a 3 months old 15 inch MacBook Pro, running the most current version of Premiere Pro CC. The speakers are 100% destroyed and It 100% was because of a bug within Premiere pro. After reading online I’ve found that this has happened to other users of the program.
— Justin Del Boulter (@Justingoodfun1) 2019年1月16日
I just blew my speakers (Macbook Pro 15″ 2018) on Adobe Premiere. They are permanently Damaged. I was using the Adobe Premiere 2019 Audio suite for background sound and while tweaking the settings it made a loud distorted noise that hurt even my ears. after that my speakers are unusable.
Premiere blew my macbook pro speakers – Adobe Community
この問題は2018年11月下旬から報告されており、以前報告されたMacBook Pro (2018)のスピーカーからクラック音が出る不具合とは違うものの、多くのユーザーはMacBook Pro (2018)を利用しており、あるユーザー(@alvins_)は交換にMacBook Proのトップケースごと修理して628ドルかかったと報告しています。
Just stopped by the Apple Store. They are replacing the top case of the computer. My computer isn’t even a month old. $628 Repair, all beckase of an audio bug.
Premiere blew my macbook pro speakers – Adobe Community
MBP 2016と同じ?
MacBook Proのスピーカーについては2016年に発売されたApple T1やThunderbot 3(USB-C)を搭載し、スピーカードライバがリニューアルされたMacBook Pro (Late 2016)でBootCampを利用してWindows環境でMBPのスピーカーを使うと、物理的にスピーカーが破壊されmacOSに戻しても音が割れてしまう不具合が発生し、その後Appleはこの問題を修正したBootCamp用ドライバとサポートドキュメントを公開しスピーカーの交換を行いましたが、今回もその可能性についてのコメントもされています。
また、この不具合をAdobeに報告したユーザーによると、この不具合は”Audio enhancement tools”を利用した際に発生する可能性があり、AdobeのサポートはPremiere Proの環境設定からAudio Hardware → Default InputでMacBook Proのマイクを無効にすることを指示されたそうなので、ユーザーの方はCommunity Formをチェックしてみてください。
I talked to adobe and all they could think of was that it is my audio hardware setting that messed it up. They had me change my default input to no input and assured me that the problem was solved I don’t know if it has fixed the problem or not cause I always use external speaking when editing videos now. If anyones speakers have blown and their default input was on “no input” please share on the form I would love to know if this really did fix the problem.
Premiere blew my macbook pro speakers – Adobe Community
追記
AdobeのSenior Qualityエンジニアの方がこの不具合について調査しているようで、実際にこの不具合に遭われスピーカーが破壊された方がその時の様子を収録した動画を公開しています。
- Premiere blew my macbook pro speakers – Adobe Community
- Some Users Report Adobe Premiere Pro Issue Causing Blown Out MacBook Pro Speakers – MacRumors
コメント
ここ数年まともなMacBook Proって存在してるのか?
何度スピーカー破壊したら気がすむんだよ。
不具合だらけでげんなりする。
Touch Bar廃止して、キーボードの耐久性を向上させたMacBook Proを出してくれ…
その他の不具合も多すぎて、一向にMid 2014 15inchから乗り換えられない。。。
私もです…今年か来年にはキーボード構造1から見直したのを出してくれることを願ってます
ここ数年で聞いたのは
液晶コーティングがバリバリに禿げる
スピーカー破壊
ポップノイズ
貧弱ヒンジ
改良しての壊れるキーボード
Proだけでもこれだけある。
GPU関連がおかしいのになかなかプログラムが始まらないか結局始まらなかったのもあったな。
ついにWindowsでもPremiereやAfterEffectsでProres書き出しが出来るようになったから、もうMacにこだわる必要はなくなったよね。
え、これはPremiere Pro側のイシューじゃないの?
ノイズが出るだけならPremiereの問題(サウンドドライバ側のバグという可能性は捨てきれないけど)
ノイズが出て壊れるのは明らかにハードウェア/OSの欠陥。ユーザーランドから例え変な操作がなされたとしても、ハードに致命的な影響を出さないようにするのがカーネル/ドライバの役目。そもそも、ソフト的な問題でハードが壊れない設計にすればいいだけの話。
何で耐入力以上の信号がスピーカーに加わるような設計になってるのかと。
なるほど、サンガツ
そんな事言ったら、BootCampの際にスピーカーが壊れるのは
Windowsのせいになってしまうね。
>>8
この問題はWindows(DOS/V機)とMacintoshのOS+ハードウェア設計が原因だと考えられます。
Macの場合はmacOSと機種ID(BoardID)で最大ボリュームを設定し、ハードウェアに対し100%以上の音が出ない(音割れしない)ようにしていますが、Windowsの設計は内蔵しているアンプを利用して音割れしてもいいからスピーカーの性能を最大限に利用しようとします。
ですので、AdobeがmacOSとWindowsのドライバを同じで作ってしまった場合、今回のイシューが発生すると考えられます。
ただ、MacBook Pro 2018は新しいスピーカーユニットを使っているそうなので、そちらが原因とも考えられるため、どちらが定価で25万以上するMacBook Proの修理代を補填するかは揉めるでしょうね。
Premiere ProだけじゃなくAvidでも話題になってます。
ttp://community.avid.com/forums/t/196328.aspx
Premiereに関係ないんですけど電源に繋いだらポッピングノイズが流れて壊れました、、、(2016年モデル,一回修理済み)
日本での事例は見かけませんが海外では少し取り上げられているようです。https://www.youtube.com/watch?v=KGLcZRuQzbg&feature=youtu.be&t=38s