消費者庁がAnker Japanがリコール中のモバイルバッテリー「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」で火災に至る事故が10月に1件あったとして情報を公開しています。詳細は以下から。
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消費者庁は日本時間2025年12月19日、リコールが発表されている消費生活用製品で重大事故に至る可能性のあった報告19件を公表しましたが、その中でアンカー・ジャパン株式会社から同社が輸入したモバイルバッテリー(リチウム電池内蔵充電器)で火災に至る事故があったと報告を受けたとして情報を公開しています。

消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について、リコール製品で火災等(ノートパソコン(無償交換)、屋外式(RF式)ガスふろがま(LPガス用)(無償点検・部品交換)、リチウム電池内蔵充電器(回収・交換))19件の重大製品事故を公表します。
消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(ノートパソコン、屋外式(RF式)ガスふろがま(LPガス用)、リチウム電池内蔵充電器)(12月19日) – 消費者庁
火災に至る事故があったのは、Anker Japanが2024年06月に発売し、2025年06月からリコールを行っているモバイルバッテリー「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) (型番A1257)」で、同モデルはAnker史上最多の全世界で600万台以上の販売を記録したモバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000」の次世代モデルとして発売され、川崎市ふるさと納税での返礼品にもなっていたことから、対象台数が40万台を超えるリコールとなっています。

消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(ノートパソコン、屋外式(RF式)ガスふろがま(LPガス用)、リチウム電池内蔵充電器)(12月19日) – 消費者庁
公開された資料によると、火災に至る事故があったのは今年10月で、Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)で発生した事故は、今回の件を含まずに今年6件目となっており、回収率は51.3%に達したそうですが、

Anker Japanは型番(SKU:A1257)を変えずに、Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)のアップグレード版の販売をブラックフライデーセールから再開(Amazon.co.jp)しているので、所持しているAnker Power Bank (10000mAh, 22.5W)がリコール対象かアップグレード版かを確認するのはシリアルナンバーを公式サイトでチェックするしかなさそうです。

ブラックフライデーセールから販売が再開されているAnker Power Bank (10000mAh, 22.5W)
現在リコール中のAnker製品
| 商品名 | 型番 | 対象台数 |
|---|---|---|
| Anker PowerCore 10000 | A1263 | 410,124台 |
| Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) | A1257 | 401,771台 |
| Soundcore 3 | A3117 | 91,933台 |
| Anker 334 MagGo Battery (PowerCore 10000) | A1642 | 36,730台 |
| Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル) |
A1647 | 24,483台 |
| Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 7.5W, Stand) | A1652 | 15,018台 |
| Eufy RoboVac/Clean | T2xxx 別記 |
11,725台 |
| Soundcore Motion X600 | A3130 | 11,200台 |
| Anker PowerConf S500 | A3305 | 8,980台 |
| 合計 | 1,011,964台 | |
- モバイルバッテリー回収受付フォーム – Anker Japan
- ロボット掃除機バッテリー回収・交換受付フォーム – Anker Japan
- モバイルバッテリー / スピーカー回収受付フォーム – Anker Japan
- 消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(ノートパソコン、屋外式(RF式)ガスふろがま(LPガス用)、リチウム電池内蔵充電器)(12月19日) – 消費者庁

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