macOS 12.1 MontereyでもMacBook Pro (2021)のノッチに隠れたメニューバー項目が表示されることはないので注意を。

　macOS 12.1 MontereyでもMacBook Proのノッチに隠れたメニューバー項目が表示されることはないので注意してください。詳細は以下から。

　Appleは現地時間2021年12月13日、10月にリリースした「macOS 12 Monterey」初のアップデートとなる「macOS 12.1 Monterey Build 21C52」をリリースし、同アップデートで新しいMacBook Pro (14/16インチ, 2021)のFaceTime HDカメラハウジングがノッチとなり、メニューバー項目(Menu Bar Extras)/アプリの一部が隠れてしまう問題を修正したと発表していますが、

メニューバーの項目が、MacBook Pro（2021）コンピュータのカメラハウジングの後ろに隠れてしまう場合がある問題

リリースノートより抜粋

実際にiStat MenusやSenseiなどメニューバー領域を広く使うアプリで確認したところ、macOS 12.1 Montereyでは以下の通りメニューバー項目がカメラハウジング(ノッチ)の後ろに隠れてしまう問題は修正されているものの、

MacBook Pro (2021)のノッチの後ろに隠れてしまったメニューバー項目は引き続きノッチの左側には表示されず、VanillaのPalmerさんがコメントされていたように、ノッチに隠れてしまったアイコンや項目にユーザーはアクセスすることが出来ず、メニューバー常駐型のアプリはその存在にも気づいてもらえない状態になっています。

解決策

　MacBook Pro (14/16インチ, 2021)のノッチの裏に隠れてしまったメニューバー項目は、現在の所、DisplaysやDisplay Maestroなどのサードパーティ製ディスプレイユーティリティを利用して、アスペクト比を従来のMacBook Proの16:10へ変更したり、

ノッチ付きのMacBook Pro (14/16インチ, 2021)をフルサポートした「Bartender」などを利用しすることで表示＆アクセスできるようになるので、メニューバー常駐型のアプリを多用している方は試してみてください。

Bartender BaとMacBook Pro (14/16インチ, 2021)のメニューバー項目

おまけ

　ちなみに、一部の開発者の間では、Appleは「Human Interface Guidelines (HIG)」でアプリケーションのメニューバー項目の表示/非表示はユーザーが決定できるようにし、メニューバー項目はシステム(アプリケーションメニュー)により隠されてしまう場合がるため、その存在を当てにしてはいけないと記載しているとして、この仕様でも問題ないという意見とフルスクリーン時のようにノッチに隠れたメニューバー項目に関してHIGをアップデートすべきだという意見が出ているようです。

Don’t rely on the presence of menu bar extras. The system hides and shows menu bar extras regularly, and you can’t be sure which other menu bar extras users have chosen to display, or where your menu bar extra will be placed in the menu bar.

Menu Bar Extras – Extensions – macOS – Human Interface Guidelines – Apple Developer

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