MacBook Pro Late 2016にBootCampでWindowsをインストールすると特定の条件下でスピーカーが物理的に破壊される不具合。

MacBook Pro
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 MacBook Pro Late 2016にBootCampでWindows 10をインストールすると特定の条件下でスピーカーが物理的に破壊される不具合が発生しているそうです。詳細は以下から。

bootcamp-logo-icon

 Appleが新たに発売したMacBook Pro Late 2016はWindows 10のみBootCampでインストールすることが可能となっていますが、そのさい特定の条件下でスピーカーを利用すると、スピーカーが物理的に破壊され、macOSに戻して利用しても正確な音を再生せず、クラッキングサウンドを発するようになるそうです。

macbook-pro-late-2016-speaker2

 最も詳しくこの不具合を報告しているApple Support CommunitiesのLyonacさんは以下の様なコメントを書き込んでおり、

  • 症状
    • 初期症状 : BootCampでWindows 10を利用しているとミュート状態でもパチンというようなポッピングサウンドが鳴る
    • その後Windows 10およびMac OSでもスピーカーからの音声がアンバランスになり、低出力になる
    • MacBook Proを再起動しても元には戻らない
  • 実行したこと
    • Appleのサポートへ連絡し、BootCampを使用したMacBook Proを利用し続けても安全かどうか質問
    • NVRAMをリセット
    • システムチェック(Apple Hardware Test?)
    • 出荷状態にリセット
  • Appleからのコメント
    • Windows 10で使用したBootCampドライバによるハードウェア故障の可能性がある
    • この問題はBootCampのGPUに関連していると思われる。BootCampではGPUの切替ができず、デフォルトでRadeon Pro GPU(dGPU)を使用し、Intel GPU(iGPU)は使用できない状態にあります。iGPUはMac OSのデフォルトのため、dGPUに切替えられた時に同じ問題が起こる場合がある。
  • ユーザーへの助言
    • Appleがこの問題を修正するまでBootCampでWindowsを利用しない
    • Windows環境が必要な場合はParallelsなどの仮想環境を利用する

また同じ不具合に遭われたLon.TVのLonさんは自身の動画で、MacBook ProにWindows 10をインストールし、Steamで遊ぼうとXboxコントローラーを接続した時に、恐ろしいポップ音が鳴ると共に、右のスピーカーの音が歪み音量が上がらなくなっていた、とその時の様子を語っています。

Gallery

 実際にこの不具合に遭うと、スピーカーが以下の様な状態になり、左右のスピーカーの音が異なる状態になったり音割れが発生するそうです。

チェック方法

 既にBootCampでWindows 10をMacBook Pro Late 2016へインストールし、利用されている方はステレオ音源を再生したり、macOSのAudio MIDI設定アプリ(ファイルパスは以下)を起動して[スピーカーを構成]からスピーカーの接続テストをすると分かりやすいようです。

audio-midi-setup-speaker-check

/Applications/Utilities/Audio MIDI Setup.app

原因は?

 AppleやMacRumors Forum, Redditの対象のスレッドを見る限りでは、この問題はdGPUを搭載したMacBook Pro (15インチ, Late 2016)モデルで発生しているようで、既に何人かの方はApple Storeに出向き新しいMacBook Proへ交換(修理でなく)してもらっているそうですが、問題の原因ははっきりしていないそうです。

*原因ははっきりしていないものの、BootCampのドライバの他にWindows 10 Anniversary Update時に同じような不具合が報告されていたため、これらを疑っている方が多いようです。

おまけ

 また、MacBook Pro (Late 2016)モデルでは13/15インチモデルで画面が乱れるTouch Barが利用できなくなるといった不具合が報告されています。

macbook-pro-late-2016-15inch-glicth1

追記

 Appleからの正式な発表はありませんが、Appleは現地時間11月22日、BootCampドライバをアップデートしこの不具合に対応したようです。

apple-bootcamp-driver-nov-22

追記(12月04日)

 Appleはこの不具合に対し、不具合が発生する条件と、安全にBootCampドライバをアップデートするための手順をまとめたサポートドキュメントを公開しています。

audio-driver-update-boot-camp-for-2016-macbook-pro-speakers

コメント

  1. 匿名 より:

    ソフトウェアも肥大化してバグだらけだし
    ハードウェアもここまで品質落ちたの?

    ラピッドリリースだか何だか知らんけど
    早く売りたいがために、ろくにテストもしてないだろうなこれ。

    今の時代って不良品売りつけないと利益って上げられないの?

    • 匿名 より:

      まだソフト(OS)なら修正待ちもできるけど、ハードの方はどうしようもないね

      願わくば、こういう特定ハード(タッチバー、TB3)向けにOSカスタムしたのが、旧製品ユーザーに悪影響が出ないようにしてほしいもんだ。。

      最近は製品多過ぎでセクシーじゃない?

  2. 匿名 より:

    なにそれこわい

  3. 匿名 より:

    Windowsもバグだらけ

  4. 匿名 より:

    ジョブズがいたらこんな製品は出さないからな、、、。
    また終焉を迎えるのかな?

  5. 匿名 より:

    ゲイツ「仕様です(^^)」

  6. 匿名 より:

    WindowsもMacもダメなら一体何を使えばいいんだ(絶望

  7. 匿名 より:

    いやいや、これをWindowsのせいにするのは流石に無理筋でしょ

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