H.265/HEVCのH/Wアクセレーションやダークモード、Touch Barなどをサポートしたトランスコーダ「HandBrake v1.2」が正式にリリースされています。詳細は以下から。
フランスのThe HandBrake Teamは現地時間2018年12月22日、Nightly Buildを公開していたオープンソースでMac/Windows/Linuxのクロスプラットフォームに対応したトランスコーダーアプリ「HandBrake」のバージョン1.2.0をリリースしたと発表しています。
The HandBrake Team is pleased to announce the release of HandBrake 1.2.0. This release includes improved support for opening sources previously unreadable; new official presets for Amazon Fire and Google Chromecast devices; AMD VCE, Nvidia NVENC, and Apple VideoToolbox hardware-accelerated video encoding; Touch Bar support on macOS; Dark Mode support on macOS 10.14 Mojave; initial localization support on Mac and Windows including German translation; and much more.
リリースノートより
HandBrake v1.2.0 for Mac
HandBrake v1.2.0ではデコード用ライブラリがLibav v12.3からFFmpeg v4.1へ変更され、Mac版ではシステム要件がOS X 10.10 Yosemite以降のOS X/macOSになり、FFmpegのハードウェア(H/W)アクセレーション・オプションVideoToolboxを初期サポートし、GPUなどを利用したH.265/HEVCエンコードが可能になったほか、以下のような機能がサポート/改善されています。
HandBrake v1.2.0 for Macの新機能
- システム要件がOS X 10.10 Yosemite以降のOS X/macOSに。
- Growl通知を廃止し、macOSのネイティブ通知機能をサポート。
- FFmpegのハードウェア(H/W)アクセレーション・オプションVideoToolboxを初期サポートし、GPUなどを利用したH.265/HEVCエンコードが可能に。
- macOS 10.14 Mojaveのダークモードをサポート。
- 様々なウィンドウやダイアグラムでTouch Barをサポート。
- Finderに現在のエンコード進行状況のプログレスバーを表示。
また、今回初期サポートされたVideoToolboxオプションを用いたH/Wアクセレーションはオプション次第のようですが、Permute v3.0のようにApple T2を利用することは出来ず、eGPU支援を有効にするとアプリがクラッシュするまたはGPUが利用されないという不具合がissuesで報告されているので、現時点では実用していくのは難しいようです。
- HandBrake/HandBrake – GitHub
- Open Source Video Transcoder – HandBrake
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