ParagonがmacOS 10.12 SierraでもAPFSフォーマットのストレージをHFS+へ変換できるユーティリティ「APFS to HFS+ Converter」をリリースしています。詳細は以下から。
ドイツParagon Softwareは現地時間2018年07月03日、AppleがmacOS 10.13 High Sierraで採用した新しいファイルフォーマット「APFS」のストレージを既存の「HFS+」フォーマットへ変換できるユーティリティアプリ「Paragon APFS to HFS+ Converter」を新たに公開したと発表しています。
Paragon APFS to HFS+ Converter Features
- Convert APFS volumes to HFS+ volumes.
- Create a recovery media in case of system disk conversion.
- Wizard helps to select the desired volume for conversion, gives you the option to back it up, then quickly performs the conversion.
- Support of APFS and HFS+ volumes on internal and external disks.
APFS to HFS+ Converter – Paragon Software
APFS to HFS+ Converterの2つの機能
APFS to HFS+ Converterを利用してみたところ、APFSのストレージを指定するのに加え、一時ファイル置き場となるストレージも指定しなければならないため、「これだとmacOSのディスクユーティリティを利用して変換するのと変わらないのでは?」と思いましたが、APFSが正式にはサポートされていないmacOS 10.12 Sierraでも利用可能で、
APFS to HFS+ Converter by Paragon Software easily reverts to the old good HFS+ for your specific scenarios. Create recovery media to boot up your Mac and then convert the system volume.
APFS to HFS+ Converter – Paragon Software
既にAPFSへ変換してしまったシステムボリュームをHFS+へ戻してくれる「APFS to HFS+ Recovery Disk」を作成できる機能があり、900MB以上のUSBや外付けストレージをこのRecovery Diskにして、Macをリカバリーモード(Cmd+R)で起動すると、macOSユーティリティから「APFS to HFS+ Converter」オプションを利用できるようになるそうです。
APFS to HFS+ Converterアプリは無償ですが、ParagonはYosemiteやEl CapitanでもAPFSフォーマットストレージの読み込みを可能にする「APFS Retrofit Kit for macOS」やWindows/Linux用の「APFS for Windowsや「APFS for Linux」も有償で提供しているので、APFSフォーマットのストレージを他のプラットフォームで利用したい方はチェックしてみてください。
- APFS to HFS+ Converter – Paragon Software Group
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