Paragon SoftwareがOS X 10.10 YosemiteからmacOS 10.12 SierraでもAPFSフォーマットのストレージの読み込みを可能にする「APFS Retrofit Kit for macOS」を公開しています。詳細は以下から。
NTFSフォーマットのストレージをMacでも読み書きできるようにする「NTFS for Mac」などを開発&販売しているドイツParagon Softwareは現地時間2018年02月19日、AppleがiOS 10.3やmacOS 10.13で採用した新しいファイルフォーマット「APFS」でフォーマットされたHDDやSSD, USBメモリなどを古いmacOS/OS Xでも読めるようにする(Read-Only)ドライバ「APFS Retrofit Kit for macOS」を新たに公開したと発表しています。
Apple File System (APFS) is a file system for macOS, iOS and other Apple devices.If you work on a Mac computer with macOS 10.10 to 10.12 and want to read APFS-formatted HDD, SSD or flash drives, you need APFS Retrofit Kit for macOS by Paragon Software.
APFS Retrofit Kit for macOS – Paragon Software
APFSの互換性
AppleはAPFSファイルフォーマットを公開するさい、APFSの後方互換性に関して「High Sierra以前のバージョンのmacOS/OS XではAPFSボリュームをマウントできないため、互換性が必要な場合はHFS+を利用する」よう発表していましたが(厳密にはSierraでは利用できますが、リリース時に互換性情報が変更されました)、
APFSの互換性
Mac OS 拡張 (HFS+) でフォーマットされているデバイスは、APFS でフォーマットされたデバイスから読み書きできます。
APFS でフォーマットされたデバイスを読み書きできるのは、以下のデバイスです。
- APFS でフォーマットされた、ほかのデバイス
- Mac OS 拡張でフォーマットされたデバイス (macOS High Sierra 搭載の場合)
たとえば、APFS でフォーマットされた USB ストレージデバイスは、High Sierra を搭載したMac で読み取れますが、Sierra 以前を搭載した Mac では読み取れません。
APFS Retrofit Kit for macOSをインストールすることでOS X 10.10 Yosemite以降のmacOS/OS XでもAPFSフォーマットのボリュームをRead-Onlyでマウントすることが出来るので、High SierraのMacが起動しなくなった場合などのデータ復旧などに利用できると思います。
APFS Retrofit Kit for macOSは現在プレビュー版で、価格や発売時期などは発表されていませんが、使用期限は2018年05月01日となっており、それまでは無料で利用することが出来るので、興味のある方は公式サイトをチェックしてみて下さい。。
コメント