High SierraのディスクユーティリティはAPFSフォーマットボリュームの作成に対応し、適切なフォーマットを選択し表示するそうです。詳細は以下から。
Appleは「iOS 10.3」および本日リリースした「macOS 10.13 High Sierra」で新しいファイルフォーマット「APFS」をデフォルトフォーマットにしましたが、iOSデバイスよりも多種多様な環境が存在するmacOSでは引き続きディスクユーティリティなどで「HFS+」をサポートしており、High Sierraのディスクユーティリティは「APFS」および「HFS+」のどちらのフォーマットで消去するかを選択する事が可能になっています。
Disk Utility in macOS High Sierra can format most storage devices using either file system. If you need to manually reformat, consider these points:
How to choose between APFS and Mac OS Extended when formatting a disk for Mac – Apple サポート
これによりHigh Sierraのディスクユーティリティは暗号化、大文字/小文字の区別、ジャーナリングの組み合わせとWindowsのフォーマットを加え、合計10フォーマットを選択することが可能になっていますが、一部のユーザーはこの中からどのフォーマットを選択すればいいか判断できない事態に陥るかもしれません。
ディスクユーティリティがサポートするフォーマット
- APFS
- APFS (暗号化)
- APFS (大文字/小文字を区別)
- APFS (大文字/小文字を区別, 暗号化)
- Mac OS拡張 (ジャーナリング)
- Mac OS拡張 (ジャーナリング, 暗号化)
- Mac OS拡張 (大文字/小文字を区別, ジャーナリング)
- Mac OS拡張 (大文字/小文字を区別, ジャーナリング, 暗号化)
- MS-DOS (FAT)
- exFAT
本日公開されたAppleの管理者向けのサポートドキュメント「ディスクを消去する時、どのフォーマットを選択すればいいのか?」によると、Macのクリーンインストール時などはディスクユーティリティが最適なフォーマットを選択してくれるそうですが、マニュアルでフォーマットしたい場合はユーザーは以下のことを考慮した上でディスクユーティリティから必要なフォーマットを選択して欲しいとコメントしており、
- APFSはmacOS 10.13 High Sierraを必要とし、これ以前のMac OSはAPFSフォーマットボリュームをマウントできません。
- APFSはソリッドステートドライブ(SSD)および他のフラッシュストレージに最適化されています。
- ディスクユーティリティはあなたのストレージのフォーマットを検出し、フォーマットメニューに表示します。もしストレージの種類を検出できなかった場合は全てのmacOSで利用できる「Mac OS拡張」が選択されます。
最終的にディスクユーティリティでも検出が出来ない場合はこれまで通り「Mac OS拡張(HFS+)」をが選択されるそうなので、互換性を第一に考えているユーザーの方はHFS+を利用することをおっ勧めします。
フォーマットの識別方法
また、ストレージのフォーマットを調べたい場合はFinderでストレージを選択し「情報を見る」を選択するか、[このMacについて]の「システムレポート]からストレージを選択してフォーマットを調べることが出来るので、他のユーザーとストレージでデータのやり取りをされる方は覚えておくといいかもしれません。
コメント
作成済みのMac OS拡張ディスクを消去せずにAPFSにできないかね