Appleの絵文字検索機能は正しい名前でもヒットしないそうです。詳細は以下から。
AppleはmacOSやiOSでUnicode絵文字をサポートし積極的にアップデートを行い、macOS 10.13.1 High Sierraでは文字ビューアの外見も改善されましたが、Unicode絵文字小委員会メンバーのJeremy Burgeさんによると、Apple(macOS)の絵文字検索機能はあまり賢くないそうです。
Emoji search on the Mac is really 😟 not good. Eg: to get 🍽 you can type "fork" but not "plate" as that only returns 🍛 https://t.co/kMj0Ns1oM5 pic.twitter.com/fpXLkcT86Z
— Jeremy Burge (@jeremyburge) 2018年5月24日
Prior to macOS Sierra’s release in September 2016, emoji search for Mac was the opposite: general terms wouldn’t return any results – but if you knew the emoji name you could get it to appear 100% of the time. This is no longer the case.
I do wonder if an internal effort to make these types of search and prediction tools better in the longer term is making them worse for users in the short term.
Apple’s Emoji Search is Bad I’ve been aware of… – Jeremy Burge
絵文字検索機能
macOSにはControl + Command + Spaceキーで絵文字や通貨記号、その他のUnicodeを検索できる文字ビューアが搭載されており、この機能を利用することで素早く絵文字などを入力することができますが、
Jeremyさんによるとこの文字ビュワーの検索機能はAppleが絵文字に付けた正しい名前を入力してもその絵文字が出てこない問題があるそうで、例えば「皿とフォークとナイフ」という名前が付けられた絵文字(🍽)を検索しようとして「皿」というワードで検索してもこの絵文字がヒットせず、ナイフでも同様ですが、なぜかフォークではこの絵文字がヒットします。
絵文字にはUnicode名と共通ロケールデータリポジトリ(CLDR : Common Locale Data Repository)、そして各ベンダーが付けた名前があるため(以下、Zany Faceの例)、ユーザーの選ぶ検索ワードが間違っていれば表示されないこともありますが、macOSの文字ビュワーの場合はAppleが設定した「皿とフォークとナイフ」というワードを入力しても該当の絵文字はヒットせず、
🍽皿とフォークとナイフ絵文字とは逆に、Appleがいち早く変更した🔫水鉄砲(UnicdeではPistol)絵文字の場合は「水」や「鉄砲」といったワードではヒットせず、正確に「水鉄砲」と入力しなければ表示されないため、Appleが設定した名前が検索に利用できないわけではないようですが、
現在のところiOSのTap to replace機能も利用できないmacOSでは、絵文字検索機能よりRocketなどのユーティリティアプリを利用した方が素早く絵文字を入力できそうです。
- Apple’s Emoji Search is Bad I’ve been aware of… – Jeremy Burge
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