ホームオーディオシステム「AirPlay 2」に対応したスピーカー・デバイスをiOS 11.4搭載のiPhoneやiPadで操作する方法です。詳細は以下から。
Appleは現地時間2018年05月29日、iPhoneやiPad向けに「iOS 11.4」をリリースしましたが、同バージョンではAppleがWWDC 2017で発表したホームオーディオシステムを操作する機能「AirPlay 2」がサポートされました。
AirPlay 2
- 家全体のホームオーディオシステムおよびAirPlay 2に対応したスピーカーを操作可能
- 家にある複数のAirPlay 2に対応したスピーカーと同期して音楽を同時に再生可能
- コントロールセンター、ロック画面、またはiPhone/iPad上のApp内のAirPlayコントロールからAirPlay 2に対応したスピーカーを操作可能
- iPhone、iPad、HomePod、またはApple TVからSiriを使ってAirPlay 2に対応したスピーカーを音声で操作可能
- AirPlay 2に対応したスピーカーでの再生を妨げることなく、iPhoneまたはiPadで電話に出たりゲームをすることが可能
リリースノートより抜粋
AirPlay 2
AirPlay 2はSonosのホームサウンドシステムのように、1台のiOS/tvOSデバイス(またはmacOSのiTunes)をハブとしてHomePodやAirPlay 2対応スピーカーなど複数のサウンドシステムに曲をストリーミングしたり、リビングのApple TVに接続されたTVにはPodcast番組を、寝室のHomePodではApple Musicの曲を再生するといったマルチデバイス・コントロールが可能です。
AirPlay 2のシステム条件
AirPlay 2を利用するにはAppleのAirPlay 2 APIをサポートしたHomePodか、サードパーティ製スピーカーが必要ですが、手軽なところではtvOS 11.4を搭載した第4世代Apple TVやApple TV 4Kでも利用できます。
ストリーミング元(親)
- iOS 11.4以降を搭載したiPhoneやiPad、iPod touchデバイス
- tvOS 11.4以降を搭載した第4世代Apple TVやApple TV 4K
ストリーミング先(子)
- tvOS 11.4以降を搭載したApple TV 4Kや第4世代Apple TV
- iOS 11.4以降でアップデートしたHomePod
- AirPlay 2対応のサードパーティ製デバイス
AirPlay 2の使い方
iOS 11.4/tvOS 11.4以降のiPhoneやApple TVデバイスでミュージックやポッドキャストを開きます。曲やPodcastを再生してAirPlayのアイコンをクリックし、同じWi-Fi内にあるAirPlayサポートデバイスのリストを表示します。
AirPlayサポートデバイスのリストで、AirPlay 2をサポートしているデバイスには○マークが表示されるので、そのデバイスで再生したい曲やPodcastを再生したままデバイスをタップします。
これだけでは通常のAirPlay機能と同じですが、AirPlay 2では他のAirPlay 2デバイスの操作も可能なためコントロールセンターからiPhoneのポッドキャスト・アプリで再生しているPodcast番組をAirPlay 2対応のApple TVに再生させたまま、HomePodではミュージックアプリの曲を再生するといった事も可能です。
Appleによると、AirPlay 2はAppleおよびApple傘下のBeatsだけではなく、Naim, Bose, Bang & Olufsen, Devialet, Dynaudio, Bowers & Wilkins, Bluesound, Libratone, DenonなどからAirPlay 2をサポートしたスピーカーが販売(またはアップデートで対応)するそうで、
HomePodやAirPlay 2対応スピーカーでは音量調整も可能で、iOS 11.4デバイスでアップデートされたHomePodではHomePodステレオペアという機能もサポートされています。
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