Googleが2018年7月にリリースする「Chrome 68」から全てのHTTPサイトに「Not Secure」警告を表示すると発表しています。詳細は以下から。
Google ChromeのプロダクトマネージャーEmily Schechterさんらが公開したGoogle Security Blogのエントリーによると、Googleは2018年07月にリリースを予定しているWebブラウザ「Google Chrome v68」からHTTPS化されていないHTTPサイトの警告を強化すると発表しています。
🔐⚠️ The moment we've all been waiting for! Chrome will mark all HTTP sites as "Not secure" in July 2018. 🔐⚠️https://t.co/2eV4GuEa2y
— emily schechter (@emschec) 2018年2月8日
For the past several years, we’ve moved toward a more secure web by strongly advocating that sites adopt HTTPS encryption. […] Beginning in July 2018 with the release of Chrome 68, Chrome will mark all HTTP sites as “not secure”.
A secure web is here to stay – Google Online Security Blog
Googleは2016年07月にリリースしたChrome v58でHTTPサイトに接続したさい、アドレスバーに警告マーク(❗️)を表示し、Chrome v62ではHTTPサイトでテキストボックスなどに情報を入力するとアドレスバーに[Not Secure]という警告を表示していましたが、
Chrome v68ではこの警告表示の範囲が拡大され、全てのHTTPサイトでアドレスバーに[(❗️) Not Secure]警告を出すようになるとコメントされています。
Googleの調べでは既にWeb上のTop 100サイト中81はHTTPSがデフォルトとなっており、Chrome for Android/Windowsのトラフィックの68%以上が暗号化され、Chrome for Chrome OS/macOSでは78%以上が暗号化されているとして、GoogleはWeb開発者らにWebサイトの常時HTTPS化を勧めています。
警告ラベルのタイムライン
- 2016年01月のChrome v56以降
▶ パスワードなどの重要性が高い入力フォームがあるHTTPページで警告。 - 2016年07月のChrome v58以降
▶ HTTPページに接続するとアドレスバーに警告マーク(❗️)を表示。 - 2017年10月のChrome v62以降
▶ テキストやメールなど入力フォームがあるHTTPページで警告。 - 2018年07月のChrome v68以降
▶ 全てのHTTPページで警告。
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