Google、デザインを刷新しがHTTPSサイトをデフォルトとして[保護された通信]インジケーターを削除した「Google Chrome v69」をリリースしています。詳細は以下から。
Googleは現地時間2018年09月04日Chrome Stable Channelをアップデートし、Webブラウザ「Google Chrome v69」をリリースしたと発表しています。今回のアップデートはChromeリリース10周年のアニバーサリー・エディションと位置づけられており、マテリアルデザインが採用され、モバイル決済やサードパーティ製の決済アプリ、パスワードジェネレータがよりセキュアになったほか、安定性とパフォーマンスが向上しているそうです。
Pick a screen, any screen.
We’ve got something new for you, no matter where you use #GoogleChrome https://t.co/dKBdXSOUUi pic.twitter.com/0GzvTmpoiJ
— Google Chrome (@googlechrome) 2018年9月4日
We’re excited to release our 10th anniversary edition:
- Cleaner, more modern design
- Secure and easy mobile payments via 3rd party payment apps
- Password generation now works on more sites
- Stability and performance improvements
Chrome Releases: Chrome for Android Update – Chrome Blog
HTTPSがデフォルトに
Google Chrome v69ではGoogleが進めてきた“HTTPS by default“の一環として今年07月に発表されたとおり、Chrome v67からHTTPSサイトに対して表示してきたアドレスバーの[🔒保護された通信]インジケーターが削除され、錠マーク[🔒]だけが残りHTTPSサイトがデフォルトのものとして扱われるようになっています。
また、Google Chrome v69ではv68で採用された、全てのHTTPサイトに対する「保護されていない通信(Not Secure)」というアドレスバー警告は継続されていますが、Googleは今年10月にリリースするChrome v70でHTTPページでデータ入力時に赤い[❗️保護されていない…]インジケーターを表示すると発表しています。
Google Chromeブラウザのインジケーター(警告ラベル)のタイムラインは以下の通りで、Googleはサイト管理者に対しHTTPS化を求め移行ガイドを公開しているので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
警告ラベルのタイムライン
- 2016年01月のChrome v56以降
▶ パスワードなどの重要性が高い入力フォームがあるHTTPページで警告。 - 2016年07月のChrome v58以降
▶ HTTPページに接続するとアドレスバーに警告マーク(❗️)を表示 - 2017年10月のChrome v62以降
▶ テキストやメールなど入力フォームがあるHTTPページで警告。 - 2018年07月のChrome v68以降
▶ 全てのHTTPページで警告 - 2018年09月のChrome v69以降
▶ HTTPSページで[🔒保護された通信]インジケーターを削除 - 2018年10月のChrome v70以降
▶ HTTPページでデータ入力時に赤い[❗️保護されていない…]インジケーターを表示
- Evolving Chrome’s security indicators – Chromium Blog
- Chrome Releases: Chrome for Android Update – Chrome Blog
コメント
すぐ過去のバージョンになるのにアニバーサリーエディションも何もないような…