iPadをMacのセカンドディスプレイに出来るアダプタ「Luna Display」のハンズオンレビューが公開されています。詳細は以下から。
米Astro HQは現地時間2017年08月22日、iPadをMacのセカンドディスプレイとして活用することが出来るハードウェア「Luna Display」を発表しKickstarterでキャンペーンを始めましたが、それに先立ちThe IconfactoryでTwitterrificなどを開発しているCraigさんら何人かの方にLuna Displayのプロトタイプ(Technology Preview版:以下、TP版)を送っていたそうで、そのハンズオンレビューが公開されています。
You’re going to want one of these: https://t.co/HsvrV1I0lz
— Craig Hockenberry (@chockenberry) 2017年8月22日
This story all starts out in The Iconfactory office in Minnesota where we do custom app development. It’s a co-working space that we share with the fine folks at Astro HQ, the makers of the popular AstroPad app.
Luna Display – furbo.org
ハンズオンレビュー
Luna DisplayはLunaドングルとMac&iOSのコンパニオンアプリで構成されており、ドングルをMacに接続し各デバイスにアプリインストールして起動すると、Astropadと同様にMacとiPadを自動的に発見しペアリングを開始するそうで、現在のところTP版のため今後H/WやS/Wに様々な変更があるかもしれませんが、Craigさんは以下の様にレビューしています。
- Luna DisplayはWi-Fiの他にUSB(Lightning)接続もサポートしており、遅延は後者の方が少ない。*当然Lunaドングルを付けたままUSB to LightningケーブルでMacとiPadを接続する必要がある。
- TP版Lunaは現在のところiPad Proの”Display P3″ディスプレイをサポートしておらず、8-bitカラーまでとなっているが、Astro HQチームは10-bitカラーをサポートを検討中。
- Luna DisplayのキーポイントはLunaドングルがGPU支援をし、CPUを使用しない(使用率を増加させない)ところにある。
- TB版のLunaドングルは動作時に光が点灯する(チップLED?)。
- Mac用アプリのインストール時にはRetina解像度をサポートするため”Luna System Extension”のインストールが求められるが、インストールしなくても利用可能。
- Mac用アプリには”Enable HiDPI”と”Display Arrangement”のオプションがある。
- 同一ネットワーク上にあるMacでXcodeなどをダウンロードし、帯域幅を占有するとLuna Displayの品質(画質)は低下した。
- 他のHTTPリクエストが発生し、帯域幅が占有されると画質が低下することはAstro HQチームも認識しており、現在改善中。
- 数日間利用したMacBook Proは妻のものなのでバッテリーテストは行わなかったが、USBケーブルでMacとiPadを接続すると当然iPadが充電されるので、MacBook Proのバッテリー駆動時間は短くなった。
Luna Displayは発表から22時間で既に目標資金額の約5倍となる149,985ドル(約1640万円)を集めていますが、CraigさんLuna Displayの優位点の他、以上の様な欠点を考慮しても家の仕事場を再構築出来るとして出資を決めたそうです。
- Luna Display – furbo.org
- Luna Display by Astro HQ — Kickstarter
コメント
いや、ちょっと何そのアイコン。
元ネタの方に挨拶してきた方が良いぞ。
コレ、Lunaドングル持ってなくても、常に認識させるツールとか出そうな気がする。勿論非公式で。
LunaがGPUをブーストさせてるんだろうけど、Lunaドングル無いけどデュアルディスプレイしたいって人多そうだし。
悪いがそんなデザインのアイコンを採用するメーカーのアプリはつかえませんわ