macOS 15 Sequoiaの起動可能なインストーラはmacOS 14 Sonomaと異なり16GBのUSBメモリでは容量不足なので注意してください。詳細は以下から。
Appleが現地時間2024年09月16日にリリースした「macOS 15 Sequoia」のインストーラーサイズは、昨年リリースされた「macOS 14 Sonoma」のインストーラーサイズ約12.9GBを超え、Appleがインストーラーをダウンロード方式にしたMac OS X 10.7 Lion以降では過去最大の14.54GBとなっていますが、
このため、Macをクリーンインストールしたい際に利用する起動可能なインストーラ(bootable installer)の作成に容量16GBのUSBメモリを利用しようとすると容量が足りないと警告が表示され、作成できなくなっています。
大きくなる起動可能なインストーラ
Appleは2020年にApple Silicon Macをサポートした「macOS 11 Big Sur」をリリースした際、インストーラの作成に必要なUSBメモリ(フラッシュドライブ)の要件を「空き容量12GB以上」から「空き容量14GB以上」に変更しましたが、
この要件が今年の04月に「macOSのインストーラ用のUSBフラッシュドライブは、空き容量が32GBあれば十分です。ほとんどの旧バージョンのmacOSの場合は 16GBで十分です」へアップデートされていました。
USB フラッシュドライブまたはその他のセカンダリボリュームを Mac に接続します。
- 起動可能なインストーラを作成すると、このボリュームは自動的に消去されます。
- macOS のインストーラ用の USB フラッシュドライブは、空き容量が 32 GB あれば十分です。ほとんどの旧バージョンの macOS の場合は 16 GB で十分です。空き容量が不足している場合は、ターミナルにメッセージが表示されます。
macOS の起動可能なインストーラを作成する – Apple Support
これに沿うよう、macOS 15 Sequoiaは初期リリースのmacOS 15.0 (24A335)から16GBのUSBメモリを利用すると、約1.4GBの追加空き容量が必要だと警告されるようになっているので、Sequoiaの起動可能なインストーラを作成する際には注意してください。
%sudo /Applications/macOS\ Sequoia\ インストール.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume /Volumes/MyVolume is not large enough for install media. An additional 1.4 GB is needed.
おまけ
なお、macOS 14 Sonomaも初期リリースのmacOS 14.0 (23A344)では容量16GBのUSBメモリで起動可能なインストーラが作成できましたが、macOS 15 Sequoiaと同時にリリースされた「macOS 14.7 Sonoma (23H124)」で、Sonomaと同じく16GB USBメモリでは起動可能なインストーラが(空き容量が553.9MB足りず)作成できなくなっているので注意してください。
- macOS の起動可能なインストーラを作成する – Apple Support
- How to create a bootable installer for macOS – Apple Support
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