macOS 15 Sequoiaでは、App Storeからアプリを初回ダウンロード&インストールする際に必要だった最終的なインストールサイズの2倍のストレージ空き容量が不要になるそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2024年06月24日、開発者向けに今年の秋もリリースを予定している「macOS 15 Sequoia」のBeta 2をリリースしましたが、このmacOS 15 Beta 2のリリースノートに追加されたApp Storeの新機能によると、AppleはmacOS 15でアプリを配布する際に必要なディスク使用量の最適化を行うようです。
Starting in macOS 15, the App Store no longer needs twice the space free for an initial app download and install. The free space requirement will now be the final install size of the app, plus a small buffer. Developers should consider this change in any messaging they might have around size requirements. (123838124)
macOS Sequoia 15 Beta 2 Release Notes – Apple Developer
Appleによると、これまでApp Storeでアプリを配布する際、アプリの初回ダウンロード&インストール時に、そのアプリの2倍の空き容量が必要となっていましたが、macOS 15 Sequoiaからは、アプリの最終的なインストールサイズに小さなバッファを加えたサイズだけで配布できるようになるそうです。
アプリ配布時に必要なストレージの空き容量はゲームアプリやOffice、グラフィックツール、機械学習モデルを含むアプリなど、ファイルサイズの大きなアプリで問題となっていたので、macOS 15以降は、この問題が解消されるようで、Appleは開発者に対し、この仕様変更をアプリのサイズ要件に反映させることを勧めています。
おまけ
この機能はiOS 18のリリースノートには記載されていませんが、Appleは2019年にリリースした「iOS 13」でアプリのパッケージングを見直し、iOS 12と比較して、iOS 13ではアプリのダウンロード(配布)サイズを最大50%、アップデートサイズを最大60%縮小し、起動時間を2倍高速になっており、
iOS 18やiPadOS 18, tvOS 18, visionOS 2ではApp Storeでホストされているアプリのコンテンツ「オンデマンドリソースファイル」の最大サイズが変更され、iOS/iPadOS 18ではアプリバンドルのサイズが2GBから4GBへ、アセットパックが512MBから8GBへ拡大されるそうです。
- macOS Sequoia 15 Beta 2 Release Notes – Apple Developer
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