AdobeがmacOS 15 SequoiaへアップグレードされたMacで「Premiere Pro」や「After Effects」などのビデオ/オーディオアプリを起動するたびに他のアプリのデータへのアクセス許可を求める問題を調査していると発表しています。詳細は以下から。
Adobeは現地時間2024年09月27日、Appleが09月16日にリリースした「macOS 15 Sequoia」にアップグレードされたMacで、同社のビデオ/オーディオアプリケーションを起動すると、起動するたびに他のアプリケーションへのデータアクセスを求めるプロンプトが表示される問題を調査していると発表しています。
Issue: macOS 15 Sequoia asks permission every time before launching any video apps, including Adobe Premiere Pro, After Effects, Media Encoder, Audition, and Character Animator.
Workaround: Our apps are not expected to require this permission, and we’re investigating why they currently do. We’ll let you know when a fix is available.Adobe video applications and macOS Sequoia compatibility issues – Adobe
この問題は、Adobe Premiere ProやAfter Effects, Media Encoder, Audition, Character Animatorなどビデオ/オーディオアプリで確認されており、各アプリを起動するたびに必ず「”Adobe Hogehoge”がほかのアプリからのデータへのアクセスを求めています。」というプロンプトが表示されるというもので、
"Adobe After Effects 2024"がほかのアプリからのデータへのアクセスを求めています。 アプリデータを分離することで、プライバシーとセキュリティを管理しやすくなります。
Adobeは同社アプリが他のアプリへのデータアクセス許可を必要するとは考えておらず、現在理由を調査しているそうですが、この問題が発生した場合はシステム設定アプリの[プライバシーとセキュリティ] → [フルディスクアクセス]へ移動し、
使用しているAdobeアプリにフルディスクアクセス許可を与えれば、データアクセス許可プロンプトが表示されなくなるという回避策も公開しています。
おまけ
なお、macOS 15 Sequoiaでは、カメラ/マイクアクセス許可やファイルアクセス許可に加え、今回のサードパーティー製アプリへのデータアクセス許可(今後修正?)とローカルネットワークアクセス許可が追加され、各プロンプトで[許可]を選択しなければ、カメラやマイク、書類フォルダ、ローカルネットワークへアクセスできなくなるので注意してください。
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