エディタやブウラウザなどのテキストフィールドでVimライクなカーソルのキーボード操作を実現するMac用ユーティリティ「kindaVim」のBeta版が公開されています。詳細は以下から。
Macにはアクセシビリティの機能を利用して、クリックやスクロールなどのマウス操作をVimライクなキーバインドで行える「Vim Motion」や「Vimac」、Safariの操作をVimライクに行える「Vimari」などが存在しますが、macOSアプリのテキスト(入力)フィールドでVimライクなキーボード操作を可能にするユーティリティ「kindaVim」が新たに開発中で、現在Beta版が公開されています。
kindaVimを開発しているのはフランスのGuillaume Leclerc(@godbout)さんで、Vimのカーソル移動が全てのアプリでできれば、その他のアプリで独自のキーボードショートカットを覚える必要はなく、Apple製アプリでさえ入力フィールドでCtrl+N/Ctrl+Pキーでのカーソル移動ができない場合があるとして、kindaVimを開発しているそうで、
getting closer to get Vim everywhere on macOS. one move at a time. #Vim #moves #bindings #macOS #kindaVim #russianpotato https://t.co/TQQhQv9CvN
— Guill Lo (@godbout) December 20, 2021
Why learning six hundred thousand new keyboard shortcuts when you can use Vim moves everywhere. also macOS is widely inconsistent like sometimes you can go up and down with ctrl+n/ctrl+p but also sometimes not. even in Apple’s own apps. so jk FTW.
godbout/kindaVim.theapp: Vim moves for the whole macOS. the blah blah. – GitHub
使い方は公式サイトからアプリをダウンロードして起動後、システム環境設定の[セキュリティとプライバシー] → [アクセシビリティ]で「✅kindaVim」に制御権限を与えて、テキストフィールドでVimライクなキーボード操作を行いたいアプリをアクティブにした状態でkindaVimのノーマルモード*に入ります。
後はh, j, k, lでのカーソル移動やyy P(コピー&ペースト)、cc(1行削除)、ciw(単語の削除)などVimのキーバインドでアプリやブラウザのテキストフィールドの操作ができる様になります。
kindaVimは現在Beta段階で、システム要件はmacOS 12 Monterey以上となっており、Beta版は無料で利用できますが、正式にリリースされれば月額3ドル程度のサブスクリプションにしたいそうなので、興味のある方は試してみてください。
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