エディタやブウラウザなどのテキストフィールドでVimライクなキーボード操作を実現するMac用ユーティリティ「kindaVim」のBeta版が公開中。

kindaVim Vim moves for the whole macOS 仕事効率化
kindaVimで操作中のCotEditor
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 エディタやブウラウザなどのテキストフィールドでVimライクなカーソルのキーボード操作を実現するMac用ユーティリティ「kindaVim」のBeta版が公開されています。詳細は以下から。

KindaVim

 Macにはアクセシビリティの機能を利用して、クリックやスクロールなどのマウス操作をVimライクなキーバインドで行えるVim MotionVimac、Safariの操作をVimライクに行えるVimariなどが存在しますが、macOSアプリのテキスト(入力)フィールドでVimライクなキーボード操作を可能にするユーティリティ「kindaVim」が新たに開発中で、現在Beta版が公開されています。

kindaVim Vim moves for the whole macOS

kindaVimで操作中のCotEditor

 kindaVimを開発しているのはフランスのGuillaume Leclerc(@godbout)さんで、Vimのカーソル移動が全てのアプリでできれば、その他のアプリで独自のキーボードショートカットを覚える必要はなく、Apple製アプリでさえ入力フィールドでCtrl+N/Ctrl+Pキーでのカーソル移動ができない場合があるとして、kindaVimを開発しているそうで、

Why learning six hundred thousand new keyboard shortcuts when you can use Vim moves everywhere. also macOS is widely inconsistent like sometimes you can go up and down with ctrl+n/ctrl+p but also sometimes not. even in Apple’s own apps. so jk FTW.

godbout/kindaVim.theapp: Vim moves for the whole macOS. the blah blah. – GitHub

使い方は公式サイトからアプリをダウンロードして起動後、システム環境設定の[セキュリティとプライバシー] → [アクセシビリティ]「✅kindaVim」に制御権限を与えて、テキストフィールドでVimライクなキーボード操作を行いたいアプリをアクティブにした状態でkindaVimのノーマルモード*に入ります。

kindaVimの使い方

デフォルトではESCキーかショートカットキーCtrl + @が指定されています。

 後はh, j, k, lでのカーソル移動やyy P(コピー&ペースト)、cc(1行削除)、ciw(単語の削除)などVimのキーバインドでアプリやブラウザのテキストフィールドの操作ができる様になります。

kindaVim

 kindaVimは現在Beta段階で、システム要件はmacOS 12 Monterey以上となっており、Beta版は無料で利用できますが、正式にリリースされれば月額3ドル程度のサブスクリプションにしたいそうなので、興味のある方は試してみてください。

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