消費者庁がAnker Japanが10月にリコールを発表したモバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000」が原因とみられる火災事故があったとして情報を公開しています。詳細は以下から。
![]()
消費者庁は日本時間2025年11月18日、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故に関し、リチウム電池内蔵充電器や電気シェーバーなどのリコール対象製品で11件の重大製品事故があったとしてその内容を公開しましたが、

消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(リチウム電池内蔵充電器、電気シェーバー)(11月18日)
その中で中国のAnker Innovationsが製造しアンカー・ジャパン株式会社が輸入&販売していたモバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000」においても火災に至る事故が報告されたとして情報を公開しています。
事故があった製品
消費者庁が公開した情報によると、火災に至る事故に関する報告(A202500845)を受けたのは、Anker Japanが2016年02月に発売し、今年10月にリコールを発表した「Anker PowerCore 10000 (A1263)」で、

今回報告されたケースは、モバイルバッテリーの充電中ではなく、車両内でスマートフォンを充電中に周辺を焼損する火災が発生したそうで、Anker Japanによると回収率は2025年11月18日時点で9.2%と、前回報告された11月05日時点の1.4%から+7.8%上昇しています。

A202500792[…]車両内で当該製品に携帯電話機(スマートフォン)を接続して充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。現在、原因を調査中。事業者が重大製品事故として認識したのは令和7年11月5日[…]令和7年10月21日からリコールを実施(特記事項を参照)回収率:9.2%
消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(リチウム電池内蔵充電器、電気シェーバー)(11月18日)より
なお、現在Anker Japanがリコールを行っている対象製品は以下の通りで、特に今回事故が発生したモバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000 (A1263)」は2020年02月時点で日本国内通算100万台以上、2024年05月時点でAnker史上最多となる全世界で600万台以上の販売を記録したモバイルバッテリーで、日本でのリコール対象台数は41万台を超えているそうなので、購入された記憶のある方は回収受付フォーム*でシリアルナンバーをチェックしてみてください。
現在リコール中のAnker製品
| 商品名 | 型番 | 対象台数 |
|---|---|---|
| Anker PowerCore 10000 | A1263 | 410,124台 |
| Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) | A1257 | 401,771台 |
| Soundcore 3 | A3117 | 91,933台 |
| Anker 334 MagGo Battery (PowerCore 10000) | A1642 | 36,730台 |
| Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル) |
A1647 | 24,483台 |
| Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 7.5W, Stand) | A1652 | 15,018台 |
| Eufy RoboVac/Clean | T2xxx 別記 |
11,725台 |
| Soundcore Motion X600 | A3130 | 11,200台 |
| Anker PowerConf S500 | A3305 | 8,980台 |
| 合計 | 1,011,964台 | |
- モバイルバッテリー回収受付フォーム – Anker Japan
- ロボット掃除機バッテリー回収・交換受付フォーム – Anker Japan
- モバイルバッテリー / スピーカー回収受付フォーム – Anker Japan
- 消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(リチウム電池内蔵充電器、電気シェーバー)(11月18日) – 消費者庁


コメント