消費者庁、Anker Japanがリコールを行っているロボット掃除機とモバイルバッテリーにおいて火災に至る重大製品事故があったとして情報を公開。

　消費者庁がAnker Japanがリコールを行っているロボット掃除機とモバイルバッテリーにおいて火災に至る重大製品事故があったとして情報を公開しています。詳細は以下から。

　消費者庁は日本時間2025年11月05日、令和7年09月から10月にかけて消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故に関し、リコール対象製品で15件の重大製品事故があったとしてその内容を公開しましたが、

消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(除湿機、電気掃除機(自走式)、電動アシスト自転車、リチウム電池内蔵充電器)(11月5日)

その中でアンカー・ジャパン株式会社が輸入した電気掃除機(ロボット掃除機)およびリチウム電池内蔵充電器(モバイルバッテリー)においても火災に至る事故があったとして報告を公開しています。

事故があった製品

　消費者庁が公開した情報によると、火災に至る事故があったという報告を受けたのは、Anker Japanが2021年05月から販売を開始し2023年08月からリコールを行っているロボット掃除「Eufy RoboVac G30/ホワイトも対象 (T2250)」と、2016年02月から販売を開始し今年10月にリコールが発表された「Anker PowerCore 10000 (A1263)」で、

両施品共に充電中に周囲をしょうそんする火災が発生したそうで、Anker Japanによるとロボット掃除機および交換用バッテリーの回収率は2025年11月04日時点で72.9%、モバイルバッテリーAnker PowerCore 10000の回収率は11月05日時点で1.4%となっているそうです。

A202500792[…]当該製品を充電中、火災警報器が鳴動したため確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。事故の原因は、現在、調査中であるが、当該製品に搭載されるバッテリーの不具合により、出火に至ったものと考えられる。
A202500799[…]当該製品を充電中、発煙に気付き確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。現在、原因を調査中。

消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(除湿機、電気掃除機(自走式)、電動アシスト自転車、リチウム電池内蔵充電器)(11月5日)より

　Anker Japanのリコール対象製品は以下の通りで、特に先月リコールが発表されたモバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000 (A1263)」は2020年02月時点で日本国内通算100万台以上、2024年05月時点で全世界でもAnker史上最多となる600万台以上の販売を記録したモバイルバッテリーとしてPRされ、日本でのリコール対象台数は41万台を超えるそうなので、購入された記憶のある方は回収受付フォームでシリアルナンバーをチェックしてみてください。

Anker PowerCore 10000

現在リコール中のAnker製品

追記

　消費者庁は日本時間2025年11月07日付けで、リコール製品で火災等(リチウム電池内蔵充電器(回収・交換))10件の重大製品事故を公表し、その中にAnker Japanがリコールを行っている「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) (A1257)」から発煙し、周囲を焼損する火災があったという報告(A202500810)を受けたと発表しています。

• モバイルバッテリー回収受付フォーム – Anker Japan
• ロボット掃除機バッテリー回収・交換受付フォーム – Anker Japan
• モバイルバッテリー / スピーカー回収受付フォーム – Anker Japan
• 消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(除湿機、電気掃除機(自走式)、電動アシスト自転車、リチウム電池内蔵充電器)(11月5日) – 消費者庁