macOS 15 Sequoiaのソフトウェアアップデート画面から「その他のアップデート」で情報ボタンをクリックすると「macOS 26 Tahoe」がデフォルトで選択されており、誤ってTahoeへアップグレードされ危険があるので注意してください。詳細は以下から。
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Appleは2025年11月04日、Mac向けに09月にリリースしたmacOS 26 Tahoeの初のアップデートとなる「macOS 26.1 Tahoe」をリリースする一方、Appleはアプリの互換性や不具合を避けるために、macOS 26 Tahoeへアップグレードせずに、macOS 15 SequoiaやmacOS 14 Sonomaへ留まっているユーザーのために、それぞれにmacOS 15.7.2やmacOS 14.8.2セキュリティアップデートも用意していますが、

macOS 26.1 Tahoe (25B78)
Daring FireBallのJohn Gruberさんによると、macOS 15 Sequoiaを利用しているユーザーがシステム設定から[ソフトウェアアップデート] → [その他の入手可能なアップデート]でmacOS 15.7.2へアップデートしようと横の情報ボタン(i)を押すと、macOS 26.1 Tahoeがデフォルトで選択された状態で表示され、macOS 15.7.2へアップデートするつもりが、誤ってmacOS 26.1へのアップグレードになってしまうケースがあるそうです。
There are little “ⓘ” buttons next to the “Upgrade” buttons for Tahoe 26.1 and “Update” buttons for Sequoia 15.7.2. The “Info” panel that’s presented after clicking either “ⓘ” button shows that Tahoe 26.1 is the version that is checked.
The Software Update UI for Upgrading to MacOS 26 Tahoe Is Needlessly Confusing – Daring Fireball
試してみた
macOS 15 SequoiaがインストールされているMacで実際にJohn Gruberさんが示した通りに、ソフトウェアアップデートの[その他の入手可能なアップデート]の情報ボタン(i)をクリックしてみましたが、確かにmacOS 26.1がデフォルトで選択されており、このまま右下の[今すぐアップグレード]をクリックするとTahoeへのアップグレードが開始されました。
このmacOS 26 Tahoeへのアップグレードがデフォルトで選択されるのは、情報ボタンを押した時のみで、[その他のアップデート]横の[夜間にアップデート]や[今すぐアップデート]をクリックすると、正しくmacOS 15.7.2へアップデートされるため、macOS 15.7.2のリリースノートを気にしないユーザーはmacOS 26.1へ誤ってアップグレードされることはないと思われますが、

夜間にアップデートと今すぐアップデートボタン
このUIは意図しないアップグレードを誘うダークパターンで、09月末にリリースされたmacOS 26 TahoeのHotfixとなる「macOS Tahoe 26.0.1」と同時にリリースされた「macOS 15.7.1 Sequoia」から導入されていたそうで、実際に誤ってTahoeへアップグレードしてしまった方もいるそうなので、Tahoeへのアップグレードを控えている方は注意してください。


コメント
macOS 15 SequoiaでmacOS Sequoiaのベータアップデートを選んでおくと(当然ベータ版のアップデート通知は来ますが)macOS 26.xのアップデート通知(&その他のアップデート通知)は来なくなります。
1つ前の環境維持で新macOSに移行しないのは久しぶりな自分がいます・・・。