macOS 26.0 Tahoeでは、自動入力の不具合によりターミナルやGhostty、Zed、VS CodeなどのアプリでCPU使用率が上昇しスクロールが遅くなる不具合があるので注意してください。詳細は以下から。
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Appleが現地時間2025年09月15日にリリースした「macOS 26 Tahoe」では、新しいLiquid Glassが採用されUIデザインやアピアランスが刷新されていますが、このTahoeを利用していると、突然マウスやトラックパッドのスクロールが遅くなったり、入力遅延が発生する不具合が確認されています。

この不具合はオープンソースのターミナルエミュレータ「Ghostty」やコードエディタ「Zed」、「VS Code」、その他Electron系のアプリで確認されており、症状としてはアプリでスクロールするだけでCPU使用率が100%を超え、消費電力が跳ね上がるというもので、
仮想開発環境作成ツールVagrantなどを開発し、現在はターミナルエミュレータGhosttyの開発を行っているMitchell HashimotoさんがAppKitを逆アセンブルして確認したところによると、macOS 26.0 Tahoeでは、サードパーティ製アプリにも拡張された確認コードの住所やパスワードなどを自動的に入力する自動入力機能が、自動入力フィールドの必要がないアプリにまで反映されており、
Success. Workaround found. You can just do things.
First reference to "NSAutoFillHeuristicControllerEnabled" I can find anywhere on the internet. pic.twitter.com/aGYYhqaZSH
— Mitchell Hashimoto (@mitchellh) September 14, 2025
その結果CPU使用率が上昇し、アプリの遅延を引き起こしているそうで、Mitchellさんは逆アセンブルにより発見した「NSAutoFillHeuristicController」を無効化(false)することで、この問題を一時的に回避出来とコメントしているので、Tahoeにアップグレード後にアプリのスクロールや入力が極端に遅くなった方は試してみてください。

#AutoFillの無効化 defaults write -g NSAutoFillHeuristicControllerEnabled -bool false #AutoFillの有効化 defaults write -g NSAutoFillHeuristicControllerEnabled -bool true
追記
macOS 26 TahoeやiOS 26では自動入力(Autofill)機能がSafariだけでなく、Chromeなどのサードパーティ製アプリにも拡張されており、そのプロセスがアプリ自体を遅くしているようです。(ご指摘ありがとうございました)
New in macOS Tahoe: SMS verification codes can now be autofilled in Google Chrome! pic.twitter.com/8ZPIuqeZqu
— Aaron (@aaronp613) June 11, 2025
追記2
この不具合は現地時間2025年09月29日にリリースされた「macOS Tahoe 26.0.1」で修正されたそうです。



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