macOS 15 Sequoiaでもアップグレード後にディスプレイがちらつく「フリッカー」が確認されているので注意を。

macOS 15 Sequoia display flicer issue macOS 15 Sequoia
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 macOS 15 Sequoiaでもアップグレード後にディスプレイがちらつく「フリッカー」が確認されています。詳細は以下から。

macOS Display icon

 Appleが2020年に発表したApple Silicon Mac (macOS 11 Big Sur以降)では、接続された外部ディスプレイで一定ごとに画面がちらつく「フリッカー (flicker)」が発生し、EIZOBenQなどMac向けディスプレイを発売するサードパーティーメーカーが、

Apple M Mac connected monitor flicker

サードパーティーメーカーによるフリッカー報告

macOS 12 Montereyで新たに導入された可変リフレッシュレートAdaptive-Sync/FreeSyncなどの機能をOFFにして様子を見るように通知していますが、Appleが09月にリリースした「macOS 15 Sequoia」へアップグレードされたMacでも、このフリッカーが発生する問題が報告されています。

Hello, I currently have a m1 macbook 2020, everything else on my mac is working except that my wallpaper keeps flickering every few minutes.

Mac Sequoia, Screen Flickering every few minutes – Apple Support Communities

macOS 15 Sequoiaで発生するフリッカーの新たな要因?

 フリッカーの原因は上記の通り、可変リフレッシュレートや輝度の自動調整、Night Shift、ダークモード、カラープロファイル、ディスプレイとMacをつなぐHDMIアダプターやドッキングステーションとの相性など多岐にわたるため、BenQなどが公開している対処法を参考にする一方、

M1/M2 Mac® を外付けモニターを接続した際のフリッカー(ちらつき)を改善する方法

M1/M2/M3 Mac® を外付けモニターを接続した際のフリッカー(ちらつき)を改善する方法

Apple Support Communitiesでの報告によると、macOS 15 Sequoiaでは新たにWallpaperImageExtensionというデーモンがクラッシュし続け、その度にフリッカーが発生しているという報告がされており、

クラッシュするWallpaperImageExtension

クラッシュするWallpaperImageExtension

このWallpaperImageExtensionは、AppleがmacOS 15 Sequoiaで新たに導入したMacintoshなどダイナミック壁紙をレンダリングするデーモンで、SequoiaではMacintoshやSequoia、セコイアの日の出などのダイナミックをスクリーンセーバとしても利用すると、Metalがスクリーンセーバをレンダリングし、解除されると壁紙へ変換される仕組みになっており、

WallpaperImageExtension

スクリーンセーバを有効にすると、デスクトップ右上にMetal Performance HUDが現れMetalで描写していることが確認できます。

これが何らかの理由でクラッシュし、フリッカーの原因となっている可能性もあるので、macOS 15 Sequoiaアップグレード後にフリッカーが発生し始めた方はダイナミック壁紙の使用を停止するとフリッカーが止まるかもしれません。

ちなみに、この不具合を報告しているfrshdさんはSIPを無効にしてwallpaper serviceを完全に無効にすることで問題が修正されたそうです。

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