macOS 12 MontereyではVESAの標準規格 である「Adaptive-Sync」がサポートされ、Macでも対応ディスプレイで低遅延かつ可変リフレッシュレートでのゲームプレイが可能になっています。詳細は以下から。
Appleは2019年09月に行ったスペシャルイベントで、サブスクリプション制ゲームサービス「Apple Arcade」を月額600円で開始し、2021年04月には180を超えるゲームタイトルがiPhoneやiPad、Apple TVはもちろん、Macでもプレイできるようになっていますが、
Appleは今後もAppleデバイスでより快適なゲーム体験ができるよう、WWDC21の「Platforms State of the Union」において、macOS 12 MontereyではMacで「Adaptive-Sync」ディスプレイのサポートすると発表していました。
Adaptive-Syncのサポートにより、これまでmacOSでは30や60, 120Hzなどに固定されていた外部ディスプレイのリフレッシュレートが特定の条件下で可変リフレッシュレート(Variable Refresh Rate)になり、ゲームプレイ中のスタッタリングやティアリングが解消されるようになります。
より快適なゲームプレイを体験したい場合はmacOS 12 Montereyへのアップグレードはもちろん、Adaptive-Sync/FreeSync*対応のディスプレイやケーブル、GPUが必要になりますが、全てが揃えば以下のようにゲームのシーンに合わせてリフレッシュレートが変更されるので、Macで快適なゲームプレイをしたい方は環境を揃えてみてください。
おまけ
AMDのFreeSync対応ディスプレイ「LG 27UK850-W (すでに生産終了)」に接続しても40-60Hzの可変リフレッシュレートが設定できましたが、FreeSyncの設定がデフォルトでOFFになっていたので、macOS 12 MontereyへアップグレードしたMacを接続しても可変リフレッシュレートの設定が出来ない方はディスプレイ側の設定やDisplayPortケーブルなどのチェックをしてみてください。
DisplayPort Adaptive-Syncとは何ですか? また、AMD FreeSync™テクノロジーとの違いは何ですか?
DisplayPort Adaptive-Syncは、DisplayPort 1.2a仕様に新たに追加されたもので、AMDからのVESAグループへの提案により、組み込み型DisplayPort v1.0仕様から移されました。[…]AMD FreeSync™テクノロジーは、DisplayPort Adaptive-Syncプロトコルを使用した独特のAMDハードウェア/ソフトウェア・ソリューションです。AMD FreeSync FAQ – AMD
追記
Appleは現地時間2021年11月09日、Adaptive-Sync/FreeSync対応ディスプレイで可変リフレッシュレートを設定できるグラフィックス性能を搭載したMacのリストを公開しています。
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