BenQがApple M3チップを搭載したMacBook Proでも接続された外部ディスプレイでフリッカー発生する可能性があると報告しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年11月07日、3nmプロセスを採用しM1ファミリーと比較して最大30%速くなったCPUと次世代GPUを搭載した「M3」ファミリーと、そのM3ファミリーを搭載する「MacBook Pro (14/16インチ, Nov 2023)」などを発売しましたが、
台湾のディスプレイメーカーBenQは先ほどサポートページを更新*し、Appleが昨年末から販売を開始したApple M3ファミリーのチップを搭載したMacBook Proでも接続された外部モニターでフリッカー(ちらつき）が発生すると発表しています。
接続された外部モニターで画面がちらつく問題は、Appleが2020年に発売したApple M1チップ搭載のMacから確認されており、BenQもこの問題に関してサポートページを公開していましたが、BenQによるとApple M3/M3 Pro/M3 Maxチップを搭載したMacBook Proでも、この問題が発生しているそうで、
Since the launch of M1-based Mac devices from Apple, users all over the world have reported instances of flicker when connecting to an external display. While not universal to all users, the issue happens enough to warrant a guide in case you encounter it and need help resolving said flicker.
How to Fix Mac® M1/M2/M3 Chip External Monitor Flicker – BenQ
ユーザーに対し、この問題が発生した場合、システム設定アプリでカラープロファイルやリフレッシュレートの変更、輝度、True Tone、Night Shift、ダークモードなどの機能をOFFにしてみることを勧めています。
フリッカー発生時の対処方法
- カラープロファイルをカラーLCDへ変更する。
- リフレッシュレートを60Hzへ変更する。
- 輝度の自動調整とTrue ToneをOFFにする。
- Night ShiftをOFFにする。
- ダークモードをOFFにする。
なお、Apple M1, M2, M3チップを搭載したMacに接続された外部モニターでフリッカーが発生する問題は、BenQのモニターに限ったわけではなく、EIZOも同様の報告をしているので、新しいMacに外部モニターを接続した際にフリッカーが発生する方は接続方法や設定を見直してみてください。
Apple社のMac製品 (Apple M1/M2/M3シリーズチップ搭載) と外付けモニターの接続において、一部の環境でフリッカー（ちらつき）のような症状や、焼き付きのように映像が残る症状が報告されています。問題の原因や発生条件は不明ですが、M1/M2/M3シリーズチップ搭載Macから出力される映像信号が、Intelチップ搭載MacやWindows PCとは異なる挙動であることが一因と考えられます。
Apple M1/M2/M3シリーズチップ搭載Macにおける外付けモニターのフリッカー（ちらつき）や焼き付き（残像）症状について – EIZO
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