macOS 15 Sequoiaで作成されたmacOS 15仮想マシンは、macOS 14 Sonoma以下のMacに移動しても実行できないので注意してください。詳細は以下から。
仮想化ソフトウェアParallels Desktop for Macシリーズを開発しているParallels Internationalは現地時間2024年08月02日、現在Appleが開発者向けに提供しているmacOS 15 SequoiaとParallels Desktopの互換性情報を更新し、macOS 15ホストで作成されたmacOS 15ゲスト仮想マシンは、macOS 14 Sonoma以下のMacへ移動すると起動しないと発表しています。
Encounter an error: “Cannot create hardware model” when attempting to start macOS 15 virtual machine created on macOS 15 host, but moved and started on Sonoma host.
macOS Sequoia 15 сompatibility status with Parallels Desktop – Parallels
Parallelsによると、macOS 15を搭載したMacで作成したmacOS 15仮想マシンを、macOS 14を搭載したMacで起動しようとすると「Cannot create hardware model」というエラーが出てmacOS 15仮想マシンが起動しないという報告を受けたそうですが、
これはAppleがmacOS 15 SequoiaでアップデートするApple Virtualizationフレームワーク(AVF)による正しい動作で、macOS 15ではAVFのアップデートにより、macOS 15仮想マシン内でiCloudログインを可能にするため、Apple SiliconのSecure Enclaveが仮想マシンにID付け管理されるようになるため、下位ホストとの互換性がなくなるそうです。
ただし、macOS 14 Sonoma以下のmacOSを搭載したMacで作成したmacOS 15 Sequoia仮想マシンはこの問題がないため、ParallelsはmacOS 15ゲスト仮想マシンを古いmacOS 14ホストで動かしたいユーザーに対し、以前に公開した方法で、新しいmacOS 15仮想マシンを作成して欲しいとコメントしています。
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