Apple Silicon Macで色深度などのカラーモードの変更やDDC設定の自動化、macOS 15 SequoiaをフルサポートするMac用ディスプレイユーティリティ「BetterDisplay v3.0」のPre-Release版が公開されています。詳細は以下から。
BetterDisplay(旧BetterDummy)は、Macに接続された外部ディスプレイの輝度やボリュームなどをMacのメニューバーから変更できるMonitorControlシリーズを開発するIstvan Toth(@waydabber)さんが開発しているディスプレユーティリティで、
macOSデフォルトのシステム設定アプリでは設定できないディスプレイ解像度やXDR/HDR輝度、仮想ディスプレイ、Picture in Picture、ソフトウェアベースでのディスプレイ接続の解除などが可能ですが、このBetterDisplayの次期メジャーアップデートとなる「BetterDisplay v3.0」のプレリリース版が公開されています。
This pre-release version contains various improvements and bug fixes. New features include:
- Color mode selection is now available for Apple Silicon Macs.
- DDC auto-configuration with this it should be easier to configure various hardware control features for supported displays.
リリースノートより抜粋
BetterDisplay v3.0
BetterDisplay v3.0ではApple Silicon Macで、新たに8-/10-bitなどの色深度、ピクセルエンコーディング、クロマサブサンプリングなどの設定を[Color Mode]から変更できるようになっていおり、
加えて、VESAが策定したMac/PCとディスプレイとの通信規格DDC/CI(Display Data Channel Command Interface)対応のディスプレイで、輝度やコントラスト、音量、ミュート、RGBゲインなど、接続されているディスプレイがサポートするハードウェア制御機能を自動的に特定するDDC Auto-Configuration機能も実装されています。
この他、BetterDisplay v3.0はAppleが秋にもリリースを予定しているmacOS 15 Sequoiaがフルサポートされ、それに合わせてシステム要件がmacOS 12 Monterey以降からmacOS 13.2 Ventura以降のMacに変更されるそうですが、BetterDisplay v2.x Proのライセンスを購入したユーザーは無料アップグレードが可能になっているそうです。
BetterDisplay v3.0 Proの新規ライセンスは20.90ドルで、アプリには14日間のトライアル期間が設けられているので、ディスプレイ設定をこまめに変更したい方は試してみてください。
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