macOS 15 SequoiaではiPhoneとの連係機能が強化され、iPhoneの画面をMac上に表示&コントロールできる「iPhoneミラーリング」が利用可能になるそうです。詳細は以下から。
Appleはこれまで、同社のエコシステムを活かしiPadをMacのセカンドディスプレイとして利用することができる「Sidecar」や、iPhoneやiPadの画面をMacに映し出す「AirPlay to Mac」、Macに接続されたキーボードとマウスでiPadを操作できる「ユニバーサルコントロール」、
クリップボードにコピーした内容をMacとiPhone, iPad, Vision Pro間で共有できる「ユニバーサルクリップボード」、Vision Pro上にMacの画面を表示できる「仮想ディスプレイ」機能など、様々な連携(Continuity)機能を強化してきましたが、
2024年秋にもリリースが予定されているmacOS 15 SequoiaとiOS 18では、新たしい連係機能として、離れた場所にあるiPhoneの画面をMacへ転送し、Macから完全にiPhoneを操作する「iPhoneミラーリング」機能が利用可能になるそうです。
iPhoneミラーリング
iPhoneミラーリングはApple Silicon MacまたはApple T2チップを搭載したIntel Macで利用することが可能で、iPhoneとMacが2ファクタ認証を利用した同じApple IDで紐づけされ、iPhoneとMacが近くにありBluetoothとWi-Fiがオンになっている場合に利用できる機能で、AirPlayとSidecarとの同時使用は不可能ですが、
macOS 15 Sequoiaで導入されるiPhoneミラーリングのアイコンをクリックするだけで、iPhoneの画面がMac上に映し出され、MacからはMacBookやMagic Trackpadなどのトラックパッドとキーボードを利用してiPhoneを操作することが可能で、
iPhone上の通知はMacの通知と並んで表示され、ユーザーはMac上に表示されたiPhoneの通知から直ぐにiPhone上のiOSアプリを開くことも可能となっているそうです。
iPhoneミラーリング中のiPhone
また、iPhoneミラーリング中のiPhoneは他の人に見られないようロック画面が表示されていますが、充電中のiPhoneにカレンダーやスケジュール、時計、写真、サードパーティ製ウィジェットなどを表示する「スタンバイ (Standby)」機能とは連係されており、
MacでiPhoneミラーリングを利用し、iPhoneを操作していても、スタンバイ中のiPhoneにはスタンバイ画面が表示され続けるそうです。
また、MacとiPadの連係機能「ユニバーサルコントロール」のように、Macの性能とiPhoneの多彩なアプリを合わせることが可能で、MacのFinal Cut Proで書き出したビデオをiPhone用の動画編集アプリUnfoldへドラッグ&ドロップしてファイルを転送することもできるので、Macを利用しているiPhoneユーザーはiPhoneで時間がかかる作業を素早く行うことができるようになりそうです。
- macOS Preview – Apple
コメント