iOS 17.4ではiPhone 15シリーズで「バッテリーの状態」にバッテリーの充放電回数や製造日、使用開始日などが追加されています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2024年03月05日、iPhone XS以降のiPhone向けに新しい絵文字やポッドキャストアプリの文字起こし機能などを実装した「iOS 17.4 Build 21E219」をリリースしましたが、このiOS 17.4ではiPhone 15とiPhone 15 Proシリーズで、iPhoneのバッテリー状態を確認しやすくなっています。
iPhone 15とiPhone 15 Proの機種で、“設定”の“バッテリーの状態”にバッテリーの充放電回数、製造日、および最初の使用を表示
リリースノートより抜粋
iPhone 15/Proシリーズでは、iOS 13で導入された機械学習を利用してユーザーの行動を把握しiPhoneを利用する直前までバッテリーの充電率を80%で止めることでバッテリーの劣化を防ぐ電源管理機能「最適化されたバッテリー充電」が拡張され、バッテリーの充電率の上限を約80%までに制限する「充電の最適化」機能が設定アプリの[バッテリー] → [バッテリーの充電と最適化]ページから設定できましたが、
iOS 17.4へアップデートされたiPhone 15/Proシリーズでは、[バッテリーの充電と最適化]が[バッテリーの状態]と[充電の最適化]に分けられています。
[充電の最適化]と[バッテリーの状態]
まず、追加された[充電の最適化]では、引き続き機械学習を利用してユーザーがiPhone 15/Proシリーズを使用していない充電中はバッテリー充電率を80%で止め、使い始める直前に100%まで充電する「バッテリー充電の最適化」と、バッテリー充電率の上限を80%にする「上限80%」、常に100%まで充電する「なし」の設定が可能で、
次に[バッテリーの状態]では、iOS 17.3以前のiPhone 15/Proシリーズで、設定アプリの[設定] → [一般] → [情報]の一番下に記載されていたバッテリーの製造日や最初の使用時期、充放電回数が集約され、バッテリーのパフォーマンスや交換推奨情報と合わせて見やすく表示できるようになっています。
また、AppleはiPhone 15/Proシリーズ発売から十分なフィールドテストを実施した結果、iPhone 15/Proシリーズでは、バッテリーが最初の蓄電容量の80%を維持できる充電サイクルをこれまでの500回から倍の1,000回に変更しているので、バッテリーに関して言えばiPhone 15/Proシリーズは以前のiPhoneより長く使えそうです。
iPhone 14 モデル以前のバッテリーは、理想的な条件下で使用された場合、フル充電サイクルを 500 回繰り返した後も本来の蓄電容量の 80% を維持するよう設計されています*。iPhone 15 モデルのバッテリーは、理想的な条件下で使用された場合、フル充電サイクルを 1,000 回繰り返した後も本来の蓄電容量の 80% を維持するよう設計されています*。
iPhoneのバッテリーとパフォーマンス – Apple サポート
- iPhoneのバッテリーとパフォーマンス – Apple サポート
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