AppleがiPhone 15 Proなどが動作中に予想より熱くなる問題やゼロデイ脆弱性を修正した「iOS/iPadOS 17.0.3」アップデートをリリースしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年10月04日、09月18日にリリースした「iOS 17/iPadOS 17」の3度目のHotfixとなる「iOS 17.0.3/iPadOS 17.0.3 (21A360)」アップデートをリリースしたと発表しています。
このアップデートには重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれ、iPhoneが動作中に予想よりも熱くなることがある問題に対応しています。
iOS 17.0.3 (21A360)のリリース・ノートより
Appleは09月21日にリリースした「iOS 17.0.1/iPadOS 17.0.1 (21A340)」で3件のゼロデイ脆弱性を修正し、「iOS 17.0.2/iPadOS 17.0.2 (21A350|21A351)」ではiPhone/iPadから新しいiPhoneにデータを直接転送するとiPhone/iPadが文鎮化する不具合を修正しましたが、
本日リリースされたiOS 17.0.1では、先週AppleがForbsへコメントしていた、特定のサードパーティ製アプリとiOSの不具合によりiPhone 15やiPhone 15 Proシリーズがオーバーヒートしてしまう不具合が修正されたようです。
Here’s what Apple said: “We have identified a few conditions which can cause iPhone to run warmer than expected. The device may feel warmer during the first few days after setting up or restoring the device because of increased background activity.”Apple went on, “We have also found a bug in iOS 17 that is impacting some users and will be addressed in a software update. Another issue involves some recent updates to third-party apps that are causing them to overload the system. We’re working with these app developers on fixes that are in the process of rolling out.”
Apple iPhone 15, iPhone 15 Pro Overheating Exclusive: Apple Comments – Forobs
また、iOS 17.0.3/iPadOS 17.0.3では、CVEベースで2件の脆弱性が修正されており、その内のKernelに関する脆弱性(CVE-2023-42824)はローカルの攻撃者が権限を昇格できる可能性のある脆弱性で、AppleはiOS 16.6より前のiOSデバイスでこの脆弱性が悪用されたという報告を確認しているそうなので、iOS/iPadOS 17デバイスをお使いの方は時間を見つけてアップデートすることをお勧めします。
おまけ
まだ、iOS 17.0.3へはアップデートしていませんが、iPhone 15 Proでは今回の問題とは関係ないと思われるGeekbench 6ベンチマークのCPU/GPUワークフローを連続で行うと、A17 Proチップ周辺が39度台まで上昇していたので、iPhone 15 ProでAAAタイトルのゲームや高負荷の処理を行う場合はRazer Phone Cooler Chromeなどペルチェ素子の付いて冷却ファンを利用したほうがいいかもしれません。
- Apple security releases – Apple Support
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