APFSを利用した仮想マシンの新しいクローンアプローチやWindows 11との互換性を向上させた「Parallels Desktop for Mac 1.9.2 App Store Edition」をリリースしています。詳細は以下から。
Alludo(旧Corel)傘下のParallels International GmbH.は現地時間2024年02月22日、Intel/Apple Silicon Mac上でWindowsやLinux, Unix仮想マシンを作成出来る仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for v1.9.2」をMac App Storeでリリースしています。
Parallels Desktop for Mac v1.9.2は、昨年末にリリースされた「Parallels Desktop for Mac v19.2.0」と同じく、AppleのファイルシステムAPFSを利用した仮想マシン(VM)のクローンアプローチが導入され、より高速にクローンを作成できるようになった他、マルチディスプレイ環境のMacとIPv6ネットワークでの不具合が修正されています。
また、Parallels Desktop for Mac v1.9.2では、外付けドライブからプライマリOSとしてmacOS 14 Sonomaを実行していると、Windows VMがBlue Screen error(BSOD)で実行できなくなる問題やVIRBEビデオエディター、共有プリンターの用紙設定問題などWindows 11との互換性が向上しているので、ユーザーの方はアップデートしてみてください。
おまけ
なお、Microsoftは現地時間2024年01月17日、MacでWindows 11 on ARMを利用する正式なソリューションとして、Apple M3シリーズのチップを搭載したMacとParallels Desktop 19 for Macを認証しています。
Parallels Desktop for Mac v1.9.2
Parallels Desktop for Mac 1.9.2(ビルド 23872)アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
一般
- ネイティブの APFS メカニズムを使用した VM クローンの新しいアプローチを導入し、クローン作成速度が大幅に向上しました。
- マルチディスプレイ Mac 上で VM ウィンドウが半透明になる問題が修正されました。
- IPv6 のみのネットワークで Parallels Desktop のネットワーク通信が喪失する問題が修正されました。
Windows 11
- 外付けドライブからプライマリ OS として macOS Sonoma を実行していると、BSOD で Windows VM が動作しなくなる問題を修正しました。
- VIRBE ビデオエディターでビデオのタイムラインが正しく表示されない問題を修正しました。
- Windows マシンに追加された新しい共有プリンターのデフォルトの用紙サイズとして A4 が設定されました。
- Parallels Desktop – Mac App Store
- Parallels Desktop for Mac Mac で Windows を動かせます – Parallels
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