Appleが共同作業が可能なApple Musicのプレイリスト機能を追加しWebKitのゼロデイ脆弱性を修正した「macOS 14.3 Sonoma」を正式にリリースしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2024年01月22日、iPhoneが盗難された場合にアカウントと個人情報を保護する盗難デバイスの保護機能やApple Musicプレイリストの共同作業機能などを追加した「iOS 17.3 (21D50)」をリリースしましたが、Macに対しても「macOS 14.3 Sonoma (23D56)」をリリースしています。
macOS Sonoma 14.3では、Mac用のApple Musicやその他の機能の向上、バグ修正、およびセキュリティアップデートが導入されます。
リリースノートより
macOS 14.3 SonomaではiOS/iPadOS 14.3と同じく、Apple Musicユーザーが自分で作成したプレイリストを公開し、友達などに依頼して曲の追加や削除、並べかえなど共同作業を行うことができるプレイリスト機能や、そのプレイリストのトラックに絵文字でリアクションできる機能がミュージックアプリに実装されています。
また、macOS 14.3 Sonomaではシステム設定アプリの「AppleCareと保証」に自身のApple IDでサインインしているすべてのデバイスの保護範囲が表示されるようになっています。
Appleが同時に公開したセキュリティコンテンツによると、macOS 14.3 SonomaでもNeural Engine やCoreCrypto、Finder、KernelなどCVEベースで17件の脆弱性修正され、中にはiOS/iPadOS 14.3と同じくAppleが既に悪用されたという報告を受けている、
悪意を持って作成されたWebコンテンツを処理すると、任意のコードが実行される可能性がWebKitのゼロデイ脆弱性(CVE-2024-23222)が含まれているので、ユーザーの方は時間を見つけてアップデートすることをおすすめします。
macOS 14.3のリリースノート
macOS Sonoma 14.3では、Mac用のApple Musicやその他の機能の向上、バグ修正、およびセキュリティアップデートが導入されます。
- Apple Musicで自分のプレイリストへの参加を友達に依頼して、全員が曲の追加、並べ替え、削除を共同作業で行うことが可能
- Apple Musicの共同作業のプレイリストで、トラックに絵文字のリアクションを追加可能
- “設定”の“AppleCareと保証”に、自分のApple IDでサインインしているすべてのデバイスの保証範囲を表示
- Apple security releases – Apple
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