macOS 14.1 SonomaではDropboxやOneDriveなどAppleのFile Providerを利用したアプリで全ファイルのインデックスの再構築が行われ、ハングアップする不具合が修正されたもよう。

File Provider macOS 14 Sonoma
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 macOS 14.1 SonomaではDropboxやOneDriveなどAppleのFile Providerを利用したアプリで全ファイルのインデックスの再構築が行われ、ハングアップ不具合が修正されたようです。詳細は以下から。

Dropbox

 Appleが現地時間2023年09月26日に正式リリースしたmacOS 14.0 Sonomaでは、同社がmacOS 12.3 Montereyから提供しているFile Providerフレームワークに不具合があり、File Provider APIを利用したアプリがmacOS 14.0 Sonomaアップグレード後にクラウド上に保存してあるファイルを全て一度ダウンロードし全ファイルのインデックスの再構築を行い、

インデックスの再構築が行われているDropboxのステータス

その過程でアプリがスタック(動かなくなって)してしまう問題が確認され、DropboxやMicrosoft(OneDrive)Google(Google Drive)は、Appleが問題を解決するまでSonomaへアップグレードしない/macOS 13 Venturaを利用し続けることを勧めていましたが、

DropboxとGoogle Driveの警告

Q.The Dropbox desktop app may take longer to sync or may get stuck syncing after updating to macOS 14.
A.Some users are seeing an one-time re-sync that may take hours to complete when updating to macOS 14.0

Expected changes with Dropbox for macOS on File Provider – Dropbox Help

Dropboxによると、AppleはこのFile Providerの不具合を現地時間2023年10月25日にリリースしたmacOS 14.1 Sonomaアップデートで修正したようです。

macOS 14.1 Sonomaのリリースノート

macOS 14.1 Sonomaのリリースノート

Dropboxの回答

 Dropboxのサポートチームによると、macOS 14.1 Sonomaのリリースノートには記載されていないものの、macOS 14.1では下位のmacOSからアップグレード後にDropboxに保存してある全ファイルの再同期が行われなくなったことを同社のエンジニアリングチームが確認したそうですが、

File Provider

Thanks for your patience while we investigated. We have confirmed that the problem with resyncing has been resolved with macOS Sonoma 14.1. Users should not experience a resync when upgrading to 14.1.Upgrading to 14.1 will prevent resyncing, but it will not resolve this issue for users who have already become ‘stuck’ on the resync upon upgrading to 14.0.

Won’t stop indexing on Mac – Dropbox Forms

macOS 14.1リリース前にmacOS 14.0へアップグレードしてしまい、全ファイルの再同期中にアプリがスタックしてしまった場合は、その問題を解決することが出来ないため、個別にサポートにとう合わせて欲しいとコメントされているので、不具合に遭われた方はサポートに問い合わせてみてください。

なお、GoogleはAppleがmacOS 14.1 Sonomaをリリースする2日前にGoogle Drive v83.0を公開したため、現在のところリリースノートには問題が解決されたかは記載されておらず、引き続きmacOS 14.1を待つようにコメントされています。

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