AppleがWindows用ゲームをMacへ移植するためのツイールキット「Game Porting Toolkit v1.0」を正式にリリースしています。詳細は以下から。
Appleは2023年06月に開催したWWDC23で、オープンソースの互換レイヤーWine(CrossOverベース)に2万以上のパッチを当て、DirectX 11や12対応のWindows用ゲームをMac上で実験的に動作させることで、ゲーム開発者がWindows用ゲームをMacへ移植するのを支援するツールキット「Game Porting Toolkit (以下、GPTK)」を発表し、Beta版を公開して開発を続けてきましたが、
Appleでゲームプラットフォームの開発を担当されているNat Brownさんは現地時間2023年10月05日、このGPTKがBeta段階を終え、正式に「GPTK v1.0」としてリリースされたと発表しています。
With macOS 14 Sonoma now out of beta, Game Porting Toolkit 1.0 is out, too! https://t.co/wEXmm88KMS pic.twitter.com/DL7sxeBQPw
— Nat Brown @natbro@mastodon.social (@natbro) October 6, 2023
Use the game porting toolkit to eliminate months of up-front work and evaluate how well your game could run on the Mac before writing any code.
リリース・ノートより
GPTK v1.0のシステム要件はBeta版と変わらず、macOS 14 SonomaがインストールされたApple Silicon MacとXcode v15以降で、開発向けには16GB以上のRAMを推奨。08月にリリースされた「GPTK v1.0 Beta 4」からのChange logは提供されておらず、Readmeも大きな変更がないため、新機能などはなくパフォーマンスの改善などが行われていると思われます。
- Apple technologies for game developers – Apple Developer
- apple/homebrew-apple#game-porting-toolkit – GitHub
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