Appleが新しいスクリーンセーバーやデスクトップに配置できるウィジェット、ゲームモードを搭載した「macOS 14 Sonoma」を正式にリリースしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年09月26日、新しいスクリーンセーバーやビデオ会議機能を強化し、デスクトップに配置できるウィジェット、ゲームモード機能を追加した「macOS 14 Sonoma (23A344)」を正式にリリースしています。
macOS Sonomaは、生産性と創造力を高めるまったく新しい機能を搭載しています。美しいスクリーンセーバとデスクトップに追加できるウィジェットで、Macをパーソナライズ方法がもっと見つかります。プレゼンテーションの一部に常に自分が表示される新しい方法で成果を発表すると、ビデオ通話中にあなたの存在感を高めることができます。SafariのプロファイルとWebアプリを使うと、まったく新しい方法でブラウズを管理できます。ゲームモードでは、ゲームのパフォーマンスが大幅に向上します。
リリースノートより
システム要件
Appleによると、macOS 14 Sonomaのシステム要件はmacOS 13 Venturaと異なり、macOS 13 Venturaはシステム要件が2017年以降に発売したMacだったのに対し、macOS 14 Sonomaシステム要件は2019年以降のiMacとMac Pro、2018年以降のMacBook Air/Pro、Mac mini、iMac Pro (2017)とMac Studio (2022)で、
2017年製のiMac/MacBook Proが非サポートになり、2015年から発売されてきた12インチRetinaディスプレイを搭載したMacBookシリーズの最終モデル「MacBook (Retina, 12-inch, 2017)」も非サポートとなったので、ユーザーの方は注意してください。
macOS 11 Big Sur |
macOS 12 Monterey |
macOS 13 Ventura |
macOS 14 Sonoma |
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MacBook | 2015以降 | Early 2016以降 | 2017以降 | 終了 |
MacBook Air | 2013以降 | Early 2015以降 | 2018以降 | |
MacBook Pro | Late 2013以降 | 2017以降 | 2018以降 | |
Mac mini | Late 2014以降 | 2018以降 | ||
iMac | 2014以降 | Late 2015以降 | 2017以降 | 2019以降 |
iMac Pro | 2017以降 | |||
Mac Studio | – | 2022以降 | ||
Mac Pro | Late 2013以降 | 2019以降 |
リリースノート
スクリーンセーバー
- • 世界各地の風景の美しいスクリーンセーバは、ログインすると途切れることなくデスクトップの壁紙に移行
- 風景、街並み、水中、地球などのテーマ別にスクリーンセーバが入れ替わって循環するシャッフル設定
ウィジェット
- ウィジェットはデスクトップ上のどこにでも配置でき、アプリで作業している間は壁紙のカラーに適応
- iPhoneが近くにあるか、同じWi‑Fiネットワークに接続されている場合、iPhoneのウィジェットをMacに追加することが可能
- インタラクティブなウィジェットで、ウィジェットから直接、ショートカットの実行やメディアの一時停止などのアクションが実行可能
ビデオ会議
- 発表者オーバーレイを使うと、FaceTimeや他社製のビデオ会議アプリで画面共有中に常に自分を中央か前面に表示(Appleシリコンを搭載したMac)
- ビデオ通話で自分の周囲にハート、風船、紙吹雪などの3Dエフェクトのリアクションをジェスチャで追加可能(Appleシリコンを搭載したMac、iPhone 12以降を使用した連係カメラ)
Safariとパスワード
- プロファイルによって仕事用や個人用などのテーマ別にブラウズすることができ、履歴、Cookie、機能拡張、タブグループ、およびお気に入りを分けることが可能
- Webアプリにより、どのWebサイトもアプリのように使用でき、Dockのアイコンからの素早いアクセスやシンプルなツールバーによる容易なブラウズが可能
- 強化されたプライベートブラウズにより、プライベートブラウズウインドウは使用していないとロックされ、既知のトラッカーをWebページの読み込み時にブロックし、WebページのURLからあなたを特定するトラッキングを削除
- パスワードとパスキーの共有により、アカウントを信頼できる連絡先と簡単に共有可能
メッセージ
- ライブステッカーがiOSとiPadOSからmacOSに同期され、iPhoneやiPadで作成したライブステッカーにアクセス可能
- 検索フィルタで人名、キーワード、コンテンツタイプ(写真やリンクなど)などを指定でき、探しているものをより容易に検索可能
- iMessageの吹き出しをスワイプしてインラインで返信可能
ゲーム
- ゲームモードでは、CPUとGPUがゲーム最優先で使用され、フレームレートの安定性が向上し、ワイヤレスコントローラやAirPodsのレイテンシが低減(Appleシリコンを搭載したMac)
キーボード
- 音声入力機能が向上し、声とキーボードを一緒に使用してテキストの入力や編集が可能
AirPods
- 適応型オーディオによって、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードが動的にブレンドされた新しいリスニングモードが提供され、周囲の状況に合わせたノイズコントロール体験を実現(最新ファームウェアのAirPods Pro(第2世代))
- パーソナライズされた音量によって、周囲の環境および長期的なリスニングの好みに合わせてメディアの音量を調整(最新ファームウェアのAirPods Pro(第2世代))
- 会話感知で、周囲の騒音を減らしつつ、メディアの音量を下げ、目の前にいる人の声を強調(最新ファームウェアのAirPods Pro(第2世代))
- 通話中にAirPodsのステムまたはAirPods MaxのDigital Crownを押すことで、マイクの消音と消音解除が可能(AirPods(第3世代)、AirPods Pro(第1世代と第2世代)、最新ファームウェアのAirPods Max)
- AirPodsの自動切り替え機能の向上により、Macを最大2倍の速さで検出可能(AirPods(第2世代と第3世代)、AirPods Pro(第1世代と第2世代)、最新ファームウェアのAirPods Max)
プライバシー
- “センシティブな内容の警告”を有効にすることで、“メッセージ”で、センシティブな画像が予期せずユーザに表示されるのを防止
- “コミュニケーションの安全性”によるお子様の保護が拡張され、ヌードを含む写真に加えてビデオも、“メッセージ”やシステムの写真ピッカーで共有する際に検出可能
- 共有権限が改善され、写真ライブラリやカレンダー全体へのアクセスを許可することなく、共有する写真の選択やカレンダーへの予定の追加が可能
アクセシビリティ
- ライブスピーチにより、話したいことを文字で入力して、FaceTime通話や対面の会話で読み上げさせることが可能
- パーソナルボイスで、自分の声を失うリスクのあるユーザが自分の声のように聞こえる声をデバイス上の機械学習を使用して非公開で安全に作成するのを支援
- “Made for iPhone”対応補聴器をMacとペアリングして使用することが可能(MacBook Pro(2021)、Mac Studio(2022)、M2チップを搭載したMacコンピュータ)
このリリースには、以下の機能と改善も含まれます:
- 1回限りの確認コードをメールからSafariに自動入力する機能によって、ブラウザから離れずに素早くSafariでサイトにサインイン可能
- “メモ”で埋め込まれたPDFとスキャン書類が画面幅で表示され、簡単に閲覧可能
- “リマインダー”の買い物リストで、品物を追加すると関連する品物をセクション別に自動的にグループ化
- ビデオで“画像を調べる”を使用して、一時停止したビデオフレームに映っている対象物について調べることが可能
- “写真”の“ピープル”アルバムの“ペット”で、友達や家族と同様にアルバム内のペットを識別
- “画面共有”の高パフォーマンスモードにより、カラーワークフローに対応し、Macにリモートアクセスするときの反応が向上(Appleシリコンを搭載したMac)
- “探す”の持ち物共有で、AirTagを最大5人と共有可能
- “ホーム”のアクティビティ履歴で、ドアロック、ガレージのドア、セキュリティシステム、および接触センサーの最近のイベント履歴を表示可能
- M2チップを搭載した13インチMacBook Airで、バッテリーの状態管理がアップデートされ長期的なバッテリーの状態を最適化する機能が改善
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。
コメント
できるゲームほとんどないけどね