Windows 11仮想マシンでの互換性を改善し、macOS 14.1 Sonomaで仮想マシンの一時停止と復元をサポートした「Parallels Desktop 19 for Mac v19.1.0」がリリースされています。詳細は以下から。
Alludo(旧Corel)傘下のParallels International GmbH.は現地時間2023年10月19日、Intel/Apple Silicon Mac上でWindowsやLinux/Unix仮想マシンを作成できる仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop 19 for Mac v19.1.0」アップデートを新たにリリースしたと発表しています。
Parallels Desktop for Mac 19.1.0(54729)アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
リリースノートより抜粋
Windows 11 VMでの不具合修正
Parallels Desktop 19 for Mac v19.1.0は、今年08月にリリースされた「Parallels Desktop 19 for Mac」の初のアップデートで、Windows 11仮想マシン(VM)でウィンドウサイズを調整時に解像度の調整が行われたことを分かりやすくするためBlur効果が追加されているほか、
同じくWindows 11 VMで、AutoTRAX DexやFINALE 3D, Blender 3.3 LTS, Optuma, TerMus-BIMなどOpenGLベースのアプリの問題やコヒーレンス・モードでWindowsアプリをmacOSの異なったスペース上で使用する際の問題、
macOSの設定で[Dockを自動的に表示/非表示]を無効化していても外部ディスプレイでVM使用時にDockが消えてしまう問題、[ゲーム用のフルスクリーンに最適化]*が有効な場合にmacOSのDockが非表示になる問題が修正されています。
Linux/macOSでの不具合修正
また、Linux VMではWindows 11 VMと同じくウィンドウサイズ調整時にBlur効果が追加されたほか、Linux kernel 6.5のサポート、Apple Silicon Mac上のmacOS VMでは、プライマリOSが次期macOS 14.1 Sonoma時に一時停止(Suspend)と復元(Resume)機能**が利用できるようになるそうです。
Parallels Desktop for Mac 19.1.0 リリースノート
Parallels Desktop for Mac 19.1.0(54729)アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
Windows 11
- 仮想マシンのウィンドウのサイズ変更時に、解像度調整プロセスをより分かりやすく表示するためのブラー効果を追加しました。
- AutoTRAX Dex、FINALE 3D、Blender 3.3 LTS、Optuma、TerMus-BIM を含む、OpenGL ベースのアプリケーションのグラフィックスに関する様々な問題を修正しました。
- Coherence モードで、Windows アプリケーションの複数のウィンドウを異なる macOS スペースで使用する際の問題を修正しました。
- macOS の [Dock を自動的に表示/非表示] オプションを無効にしても、Windows 11 を外部ディスプレイで実行すると mac OS の Dock が消えてしまう問題を修正しました。
- [ゲーム用のフルスクリーンに最適化] オプションが有効な場合に、macOS の Dock が非表示になる問題を修正しました。
Linux
- 仮想マシンのウィンドウのサイズ変更時に、解像度調整プロセスをより分かりやすく表示するためのブラー効果を追加しました。
- Linuxカーネルバージョン6.5のサポートを追加。
macOS
(Apple シリコン搭載の Mac 上の仮想マシン)
- 仮想マシンのサスペンドおよびレジューム機能を追加しました(プライマリ OS として macOS Sonoma 14.1 が必要)。
- 仮想マシンを macOS Monterey から macOS Sonoma にアップグレードした後に、キーボード入力が機能しなくなる問題を修正しました。
- Parallels Desktop 19 for Mac リリースノート – Parallels
- Parallels Desktop for Mac Mac で Windows を動かせます – Parallels
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