macOS 14 Sonomaでは引き続きPerl v5.30.3とRuby v2.6.10p210ランタイムが同梱。

　macOS 14 Sonomaでは引き続きPerlとRubyランタイムが同梱されています。詳細は以下から。

　Appleは2019年に公開したmacOS 10.15 Catalinaにレガシーなソフトウェアとの互換性を維持するためとして、あえてEOL(End of Life)が2020年01月01日に迫っていたPython v2.7.xを同梱する一方、開発者に対し今後はpythonなどのランタイムの同梱行わない/ダウンロード方式にすると発表し、

macOS 10.15 Catalina Betaのリリースノート

2021年10月にリリースしたmacOS 12.0 Montereyでは「php」のランタイムが廃止され、2022年01月にリリースしたmacOS 12.3 Montereyアップデートでは「Python v2.7」のランタイムが削除されましたが、

Deprecations

• Python 2.7 was removed from macOS in this update. Developers should use Python 3 or an alternative language instead. (39795874)

macOS 12.3 Monterey Betaのリリースノート

Appleが新たにリリースした「macOS 14 Sonoma」では、macOS 13 Venturaと同じくPerlとRubyのランタイムが引き続き同梱されています。

クリーンインストールされたmacOS 14.0 Sonoma

macOS 14 Sonomaに同梱されるPerlとRubyのバージョン

　macOS 14 Sonomaに同梱されているPerlとRubyは、Perlが2020年06月にリリースされたPerl v5.30.3、Rubyが2022年04月にリリースされたRuby v2.6.10となっており、Rubyについてはv2.6.xが既にEOLとなっているため、開発者からはアップデートや廃止、asdfなどでユーザーにバージョン管理を任せた方がいいといった意見が出ています。

このリリースをもって、Ruby 2.6 系列は EOL となります。即ち、Ruby 2.6.10 が Ruby 2.6 系列の最後のリリースとなる予定です。 これ以降、仮に新たな脆弱性が発見されても、Ruby 2.6.11 などはリリースされません（ただし、深刻なリグレッションが発見された場合にはリリースする可能性があります）。 全ての Ruby 2.6 ユーザーの皆様は、速やかに 3.1、3.0、2.7 への移行を開始することをお勧めします。

Ruby 2.6.10 リリース – Ruby-Lang.org

各macOS同梱のスクリプト言語のバージョン