Appleが15インチディスプレイを搭載した「MacBook Air」を発売すると発表しています。詳細は以下から。
Appleは日本時間2023年06月06日午前02時から開催している世界開発者会議(WWDC23)の基調講演の中で、第2世代Apple Silicon「Apple M2チップ」を搭載したMacBook Airに新しく15インチディスプレイ搭載モデルを追加すると発表しています。
広々とした15.3インチのLiquid Retinaディスプレイ、M2のパフォーマンス、最大18時間のバッテリー駆動時間、6スピーカーサウンドシステムのすべてを薄くて軽い、ファンレス設計に収めた新しいMacBook Airは、世界最高の15インチノートブックです。
Apple、15インチMacBook Airを発表 – Apple
世界で最も売れているノートパソコン
筐体
WWDC23の基調講演の初めに登壇した、ハードウェア・エンジニアリングSVPのJohn Ternusさんは、2008年から発売しているMacBook Airは世界で最も売れているノートパソコンであることを強調するとともに、本日このノートパソコンに新しいラインナップを追加するとして15インチディスプレイ搭載モデルを発表。
新たに追加されたMacBook Airは、15.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載し、筐体の厚さは13インチモデルとほぼ同じ11.5mmで、重さは僅か1.5kgと世界で最も薄い15インチクラスのノートパソコンとなっており、
MacBook Air (M2, 2023) |
MacBook Air (M2, 2022) |
MacBook Air (M1, 2020) |
|
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厚さ | 1.15 cm | 1.13 cm | 0.41~1.61 cm |
幅 | 34.04 cm | 30.41 cm | |
奥行き | 23.76 cm | 21.5 cm | 21.24 cm |
重量 | 約1.5.1 kg | 約1.24 kg | 約1.29 kg |
I/Oポート
I/Oポートは昨年発売されたMacBook Air (M2, 2022)と同じく、向かって左側にThunderboltポートを2つと電源専用のMagSafe 3ポートを、右側に3.5mmヘッドホンジャックを搭載。
MagSafe 3ポートを搭載したことで、2つしかないThunderbolt/USB 4(最大データ転送速度40Gbps)ポートのうち1つを塞がずにMacBook Airを充電し、最大6KのApple Studio Displayやアクセサリー、周辺機器を接続できるようになっており、カラーはミッドナイトとスターライト、スペースグレイ、シルバーの4つの仕上げを用意。
ディスプレイ
MacBook Air (M2, 2023)のディスプレイは細い5mmベゼルに囲まれ、15.3インチのLiquid Retinaディスプレイは10億色表示に対応し、輝度はApple M1モデルや一般的なWindowsノートパソコンの400ニトより25%明るい500ニトにアップデートされています。
また、15インチMacBook Airもベゼル部分とカメラ(以下)をアップデートしたことで、上部にはMacBook Pro (14-/16-inch, 2021)と同じくカメラハウジングがノッチとしてメニューバーに被るデザインになってしまっています。
カメラとスピーカー
MacBook Air (M1, 2020)のFaceTimeカメラは解像度が720pでしたが、MacBook Air (M2, 2023)はMacBook Pro (2021)やAir (2022)シリーズと同じく、解像度が1080pにアップデートされ、
また、マイクはMacBook Air (M2, 2022)と同じく3アレイマイクを採用していますが、スピーカーは13モデルより3つ多い6スピーカーサウンドシステムを採用し空間オーディオにも対応。
パフォーマンス
パフォーマンスは、2022モデルと同じApple M2チップを採用しているということで、Adobe Photoshopのフィルタやエフェクトが適用速度が、Apple M1チップモデルと比較して最大20%、Intel MacBook Airと比較すると最大5倍速くなり、
Intel Iris Plus Graphics、16GBのRAM、2TBのSSDを装備した1.2GHzクアッドコアIntel Core i7を搭載した前世代のMacBook Airと比較して最大12倍高速になっており、
バッテリー駆動時間は最大18時間で、もちろんMacBook Air (M2, 2022)と同じくファンレス、Touch ID搭載のMagic Keyboard、最大2TB SSD, 24GB Memoryを選択可能となっています。
価格
これによりMacBook AirシリーズはApple M1チップと搭載したMacBook Air (M1, 2020)が999ドルから、Apple M2チップと搭載した13インチMacBook Air (M2, 2022)はベースモデルが164,800円(USでは1,099ドル)で引き続き販売され、
新しい15インチディスプレイモデルは198,800円(1,299ドル)からとなっており、本日より予約が開始され、発売は来週06月13日となっています。
MacBook Air (M2, 2023) |
MacBook Air (M2, 2022) |
MacBook Air (M1, 2020) |
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---|---|---|---|
厚さ | 1.15 cm | 1.13 cm | 0.41~1.61 cm |
ベースモデル | Apple M2 8コアCPU 10コアGPU 8GBユニファイドメモリ 256GB SSDストレージ |
Apple M2 8コアCPU 8コアGPU 8GBユニファイドメモリ 256GB SSDストレージ |
Apple M1 8コアCPU 7コアGPU 8GBユニファイドメモリ 256GB SSDストレージ |
ベースモデル価格 | 198,800円 | 164,800円 | 134,800円 |
上位モデル | Apple M2 8コアCPU 10コアGPU 8GBユニファイドメモリ 512GB SSDストレージ |
なし | |
上位モデル価格 | 226,800円 | 208,800円 | なし |
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コメント
仕様ページのディスプレイの記載を比べると、224ppiのまま変わらず、
13インチの2,560 x 1,664ピクセルから、
15インチは2,880 x 1,864ピクセルに増えているようなので、
この辺で MacBook Pro と迷っていた人にはいいですね。