Parallelsが最新のApple Silicon MacとmacOS Venturaをサポートする「Parallels Desktop 18 for Mac」を発売しています。詳細は以下から。
Corel Corporation傘下のParallels International GmbH.は現地時間2022年08月09日、最新のApple Silicon MacとAppleがこの秋にもリリースを予定しているmacOS 13 Venturaをサポートする仮想化ソリューション「Parallels Desktop 18 for Mac」の販売&アップグレードを開始したと発表しています。
Bellevue, WA, USA, August 9, 2022 — Parallels, a global leader in cross-platform solutions, today announces the release of Parallels Desktop 18 for Mac. The latest version of Parallels’ powerful solution is designed to optimize the usability of the latest Apple hardware, while also powering performance and gaming updates, providing users with greater freedom and flexibility.
ニュースリリースより抜粋
Parallels Desktop Pro v18 for Macの新機能
最新のAppleハードウェアに最適化
ニュースリリースによると、Parallels Desktop v18 for Macは、最新のAppleのハードウェアに最適化され、MacBook Pro (14-/16-inch, 2021)に搭載されている最大リフレッシュレート120HzのProMotionディスプレイをフルサポートし、
Parallels Desktop v17 for Macが、Apple Silicon Macで32GB RAM、8 CPUまでの仮想マシンしか構成できなかったのに対し、Parallels Desktop Pro v18 for Macでは、最大64 RAM、18CPUの仮想マシンを構築可能*で、Apple M1 Ultraを搭載したMac Studioでは、Windows 11を最大96%高速化できるそうです。
ゲームコントローラー
AppleはmacOS 11 Big Sur以降でXboxやPlay StationのDualShockをネイティブサポートしていますが、Parallels Desktop v18 for MacではWindow VMに、macOSに接続されたコントローラーを自動接続できるようになり、シームレスなゲーム体験が可能なっています。
USB 3.0の改善
また、Parallels Desktop Pro v18 for Macでは、USB 3.0サポートが改善され、WebカメラやElgato HD60 S、SOCT Copernicus REVOなどのゲームキャプチャデバイス、その他さまざまな映像/音声ストリーミングデバイスを利用できるようになっています。
共有
Parallels DesktopのWindows VMを利用する際、ファイルやフォルダを共有したい場合が多々ありますが、Parallels Desktop v18 for Macでは、「MacのミラーリングとWindowsユーザーフォルダ」と「Windowsと任意のMacフォルダ」の共有ができるようになり、
これまで通り、iCloudやDropbox、Google Drive、OneDrive共有を双方のOSで行うことも可能です。
アップデートプロセスの改善
Parallels DesktopでWindows VMを作成後、クリップボードの共有やRetinaディスプレイに対するるため、コンパニオン/ヘルパーアプリであるParallels Toolsをインストールしますが、
Parallels Desktop v18 for Macでは小さな改善として、Parallels ToolがWindowsのアップデートプロセスに最適化され、WindowsアップデートのタイミングでParallels Toolもアップデートできるようになったため、不要な中断をする必要がなくなりました。
macOS 13 Ventura
Appleは現在、開発者やApple Beta Software Programメンバーに対し、macOS 13 VenturaのBeta版を公開していますが、Parallels Desktop v18 for Macは、このmacOS 13 Venturaに最適化され、リリース時点でフルサポートされ、
macOS 13 Ventura VMでは、システム整合性保護(SIP)などを無効化できるよう、リカバリーモードからの起動が可能になったそうです。
その他
この他、Parallels Desktop v18 for Macでは、Apple Silicon Mac上のWindows 11 (ARM)でIntel (x86)アプリを実行する際のファイルの読み込みが改善し、Pro EditionではARM Linux VMのネットワークブート、Visual Studioプラグインの強化が行われ、
システム要件はmacOS 10.14 Mojave以上のIntel/Apple Silicon Macで、Parallels Desktop Proサブスクリプションユーザーには既に無償アップグレードが開始されており、トライアル版の公開も始まっているので、興味のある方は公式サイトをチェックしてみてください。
価格
Edition | 新規 | アップグレード |
---|---|---|
Standard | 10,400円 | 7,200円 |
Pro | 11,700円/年 | 7,200円/年 |
Business | 14,700円/年 | – |
コメント
値上げ…
古いMacOSはM1チップで動かないのか。。。