Google Workspaceでクライアントサイド暗号化をサポートした「Google Drive for Desktop v59」がリリース。

Google

2022.06.13

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　GoogleがGoogle Workspaceでのクライアントサイド暗号化をサポートした「Google Drive for Desktop v59」がリリースしています。詳細は以下から。

　Googleは現地時間2022年06月02日、macOS/Windows向けに同社のクラウドストレージサービスGoogle Driveのデスクトップクライアント「Google Drive for Desktop v59.0」のロールアウトを開始し、同バージョンでクライアントサイド暗号化(Client-side encryption、以下CSE)をサポートしたと発表しています。

Drive for desktop now supports Google Workspace Client-side encryption (CSE). Synced encrypted files appear as shortcuts on Windows and symbolic links on Mac. Additionally, users whose licenses support CSE can encrypt and upload local files to Google Drive.
Note: This capability will be rolled out to users on File Provider in a future release.

Google Drive for desktop release notes – Google

　Google Driveに保存されたファイルはGoogleのデフォルトの暗号化メカニズムによって暗号化されていますが、CSEは、組織のユーザーが独自の暗号鍵を使用してデータを暗号化できる機能で、同期された暗号化ファイルは、Windowsではショートカットで、Macではシンボリックリンクで表示されるそうで、CSEをサポートするライセンスを持つユーザーは、ローカルファイルを暗号化してGoogle Driveにアップロードすることもできるそうです。

CSE を使用するメリット
Google Workspace はすでに、最新の暗号基準を使用して Google の管理下で保存中および転送中のすべてのデータを暗号化しています。これをさらに一歩進めて、お客様が暗号化キーを直接管理できるように、お客様自身で暗号化キーへのアクセスに使用する ID サービスを選択できるようにしています。

Google Workspace delivers new levels of trusted collaboration for a hybrid work world – Google Cloud

　CSEは現在のところGoogle Workspace向けの機能となっていますが、Googleは今後リリースを予定しているFile Providerフレームワークを利用したmacOSクライアントにも提供するそうで、同バージョンではGoogle Driveのファイルを検索するショートカットキー(デフォルトでは:Command + Option + g)も設定可能になっています。