Mac StudioのApple M1 Ultraチップに対応したOpenCL/Metalベンチマークアプリ「CL!ng v1.13」がリリースされています。詳細は以下から。
CL!ng(CL-ing)はeGPUコミュニティのBart Vanhaerenさんが2017年から開発しているGPUユーティリティで WindowsのCPU-Z/GPU-ZのようにCPU/GPU情報を表示し、OpenCL/Metalベンチマークを行える機能がありますが、このGL!ingがMac Studioに搭載されている「Apple M1 Ultra」チップに対応しています。
Apple M1 UltraチップのGPUパフォーマンス
Mac Studioに搭載されているApple M1 UltraチップのGPUパフォーマンスはベンチマークはGeekbenchのベンチマークにより既に確認されている通り、Mac Pro (2019)の初期に搭載されていた「Radeon Pro 580X」の約2.6倍で、Mac ProのCTOで選択可能だったMPX仕様の「AMD Radeon Pro Vega II」に迫るものの、
GeekbenchやBlender Benchmarkのチャートで比較すると、昨年Mac Pro (2019)のCTOに追加されたGPU「Radeon Pro W6900X」や、Macで利用できないNVIDIA GPUのGeForce RTX 3090やRTX 3080 Tiなどと比較すると、その差は歴然ですが、
GL!ingのベンチマークスコアでも、Apple M1 UltraチップのGPUパフォーマンスはMac Pro (2019)に搭載可能なAMD Radeon RX/Pro dGPUには及ばないため、
Mac Pro (2019)以上のGPUパフォーマンスを持つApple Silicon Macが必要な方は、今年(2022年)後半に発表される、新しいMac Proを待つしかないようです。
- CL!ng : 120円 – Mac App Store
コメント
Core数よりシングルスコアが課題、というか問題…。