MacPawがMac用メンテンナンスツール「CleanMyMac X」にロシアとベラルーシの開発者が関連/所有しているアプリを不審なアプリとして検出/削除する機能を実装しています。詳細は以下から。
ウクライナのMacPaw Incは現地時間2022年03月08日、ロシアのウクライナ侵攻に関連し、ロシアとベラルーシでCleanMyMac Xなどの同社製品の販売を停止したと発表しましたが、03月31日にリリースされた「CleanMyMac X v4.10.4」アップデートでは、ロシアとベラルーシの開発者に関連、または所有するアプリを検出&アンインストールする機能を実装したと発表しています。
アンインストーラ機能の新しいカテゴリ —不審— CleanMyMacは、ロシアやベラルーシの開発者に関連する、もしくは彼らが所有するアプリを表示します。
リリースノートより
この機能は、同じくMacPawが開発したロシアとベラルーシ製アプリ検出ツール「SpyBuster」の機能を取り入れたもので、MacPawは、この機能を実装した理由について、ロシアには通信事業者やメッセンジャー、メール、SNSなどを提供するサービス業者がユーザーデータを保存し、ロシア連邦保安庁(FSB)が裁判所の命令なしにアクセスできる法律があるためだと説明しており、
CleanMyMac X v4.10.4以上では、アプリのアンインストールウィンドウに[不審 (Suspicious)]というカテゴリーが追加されており、ここからロシアとベラルーシに関連したアプリを検出、アンインストールすることが出来るようになっているので、興味のある方は試してみてください。
この機能は、メタデータに「Russia」という記述があるアプリは全て抽出するようで、ロシアにオフィスがあるParallels Desktopなどもリストアップされます。
- CleanMyMac X – MacPaw
- CleanMyMac X now detects apps that may endanger the privacy of your data – MacPaw Blog
コメント
不審カテゴリーが表示されていないということはそういった類のアプリが入っていないということで安心してもよいのでしょうか?
Parallelsは元々HQはドイツだけど開発がロシアだよ
一般的にはこういうクリーンアップ系のソフトが一番Suspiciousだと思いますけどね