オープンソースのMac用バイナリエディタ「Hex Fiend」が拡張属性の表示をサポートしています。詳細は以下から。
Hex Fiendは元AppleでAppKitの開発に携わっていたPeter Ammon(@ridiculous_fish)さんが開発したオープンソースのバイナリエディタで、現在はKevin Wojniakさんがメンテナンスを行っているようですが、このHex Fiendがv2.12.0アップデートでmacOSの拡張属性(以下、EA : Extended Attributes)をサポートしています。
Hex Fiend v2.12.0
- macOS 10.9 or later is now required.
- Added basic extended attributes support. The open file dialog will now list the extended attributes for the selected file. This allows opening classic metadata such as resource forks (“com.apple.ResourceFork”) and Finder Info (“com.apple.FinderInfo”), and other data (for example “com.apple.quarantine”). Currently extended attributes are read-only and cannot be modified.
ridiculousfish/HexFiend: A fast and clever hex editor for Mac OS X – GitHub
EAはファイルに対するリソースフォークやクリエータタイプ、不可視属性、ラベルやコメントなどが記載されており、”ls -l@”でチェックすると「com.apple.ResourceFork」や「com.apple.FinderInfo」、「com.apple.quarantine」として表示されますが、Hex Fiend v2.12.0ではファイルにEAがある場合に、[Open File…]ウィンドウからこれらが選択できるようになっています。
現在のところHex FiendはEAをRead-Onlyモードで開くためファイルの編集などは出来ませんが、ファイルをどこからダウンロードしたかや、checksum情報などが見れるので興味のある方はアップデートしてみてください。
おまけ
ちなみに、2018年にMac App Storeで公開された「Hex Fiend」はPeterさんが時間がないためか、v2.8でアップデートが止まったままなので、v2.11からはKevinさんがAppleの公証を取得し公開しているので、Gatekeeperが有効なmacOS Catalinaでも問題なく利用できます。
コメント
拡張属性の値って Propery Listファイル そのまま入れてるの(が多いの)ねって、この記事を見て試して初めて知った
Storeから入れたのを一旦アンインストールして公式サイトから落としたらそれもv2.8でCheck for Updateしてやっと最新になったw