macOS 12.3 MontereyやiOS 15.4ではパスワードマネージャーに表示される漏洩/使いまわしパスワード警告を非表示にできるようになるそうです。詳細は以下から。
Appleは2018年にリリースしたmacOS 10.13 High Sierra やiOS 12, Safari 12で複数のWebサイトで使いまわしたパスワードに警告を表示し、macOS 10.14 MojaveやiOS 13, Safari 13では推測されやすいパスワード警告機能を、macOS 12 MontereyおよびiOS 15, Safari 15では漏洩パスワード検出機能を導入していますが、
AppleのAuthentication ExperienceチームのRicky Mondelloさんによると、現在Beta版が公開されているmacOS 12.3 MontereyやiOS 15.4では、さらにパスワードマネージャーがアップデートされ、上記のようなパスワード・セキュリティに関する勧告(Security Recommendations)の表示を非表示にすることができるようになるそうです。
A nice refinement to the iCloud Keychain password manager in macOS 12.3 and iOS 15.4 (both in beta): dismissible security recommendations.
Sometimes for social reasons, you can’t change a password. Or a password reuse warning isn’t accurate. Hiding those helps reduce noise. pic.twitter.com/8kD8JVPfJ5
— Ricky Mondello (@rmondello) February 1, 2022
macOS 12 Monterey, iOS 15から導入された漏洩の危険性があるパスワードの検出はオプトインで無効にすることができましたが、使い回しや推測されやすいパスワードに対するセキュリティ勧告は、これまで無効にできなかったため、変更できないパスワードや事情により使い回されているパスワードに関連するアカウントの横には常に注意(⚠)マークが表示されていました。
これに対し、macOS 12.3 MontereyやiOS 15.4では変更できない/正しくないパスワード・セキュリティに関する勧告を隠すことで、本当に変更が必要なパスワードを見るけることができるようになりそうなので、Beta版にアクセスできる方はチェックしてみてください。
コメント
共通ID/PWでログインさせるサービスでも出るからすげえ煩わしかったコレ
僕は1PasswordとiCloud キーチェーンを併用、iCloud キーチェーンを使う前から手作業で簡易なパスワードを使っていたことから警告だらけになっちゃいました。
だから最近は新しくアカウントを作るときはiCloud キーチェーンと1Password同時に登録するようにしています。
あと、新しいパスワードを発行するときにiCloud キーチェーンが必ず「-」(ハイフン)を挟み込んでくるので、日本語のサイトでは弾かれる原因になるのが地味に面倒です…。
しかも弾かれているのに、Safariはそれを覚えてしまう…。
だから毎回、「設定」で保存済みのパスワードを探しハイフンを取り除く作業を強いられる。