iOS 15.2ではiPhone XR/XS, iPhone SE (第2世代)以降でバッテリーやディスプレイ、カメラ部品の交換履歴と交換部品がApple純正部品かを確認することが可能になっています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年12月13日、iPhone 6s以降のiPhone向けに「iOS 15.2」をリリースしましたが、このiOS 15.2では先週発表されていたとおり、修理を行ったiPhoneの部品の交換履歴と、交換の際に使用された部品がAppleの純正部品かを確認することが可能になっています。
iOS 15.2 以降では、「設定」 > 「一般」 > 「情報」で、iPhone の部品と修理履歴を確認できます。[…]ディスプレイやバッテリーに関しては、補足情報として「Apple により、この iPhone の情報がアップデートされました」と表示される場合もあります。これは、修理サービス上の必要性、安全性の解析、および今後の製品の改善のために、この iPhone のデバイス情報記録を Apple が更新したという意味です。上記のように表示されても、iPhone とそのバッテリー、ディスプレイ、カメラは問題なく使えます。
iPhone の部品と修理履歴 – Apple サポート
iOS 15.2で交換履歴を確認できるのはバッテリーとディスプレイ、カメラ部品で、バッテリーはiPhone SE (第2世代)含むiPhone XS、iPhone XR以降、ディスプレイはiPhone 11以降、カメラはiPhone 12以降のiPhoneで、
部品 | バッテリー | ディスプレイ | カメラ |
---|---|---|---|
交換履歴が 確認できるiPhone |
iPhone XR、XSシリーズ以降 iPhone SE (第2世代)含む |
iPhone 11シリーズ以降 | iPhone 12シリーズ以降 |
部品が交換された場合に限り、iOSの設定アプリ → [一般] → [情報]に部品の交換履歴と、その部品がAppleの純正品か不明な部品かが表示されるようになっています。
修理に利用された交換部品がApple純正でなくても互換性がある部品を使用し正しく修理されていれば問題なく使用できるそうですが、バッテリーでは容量が足りずに駆動時間やパフォーマンスに問題が発生したり、ディスプレイではMulti-Touchや輝度の問題、カメラではピントが正しく合わなかったりサードパーティ製カメラアプリがフリーズするといった問題が発生する可能性があるそうなので、気になる方はチェックしてみてください。
おまけ
また、Appleは2022年からアメリカなどの国々でiPhoneやApple M1チップ搭載のMacの純正パーツとツールをユーザーに提供し修理出来るようにする「Self Service Repair」を開始すると発表しています。
- iPhone の部品と修理履歴 – Apple サポート
- About genuine iPhone cameras, displays, batteries – Apple Support
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